カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

感謝の言葉

2012-02-07 08:11:06 | リゾートウェディング

車いすの花嫁ウェディングショーも無事に幕を閉じましたこれは、新たなスタートに向けての始まりだと思う。ショーであることに少し、疑問符もあった・・車いすの女性たちにショーを演じて貰うことに抵抗がなかったわけではない・・。しかし、彼女達の笑顔を見た時に、全ての不安が吹き飛んだ。輝くばかりの満面の笑顔がきらきらと輝いていた。美しく着飾った彼女達の晴れ姿はとってもまぶしかった。

ショーと言うものを通じて、楽しんで頂いたように思える。楽しむことが何より素晴らしいと思えた。このショーがどんな風に発展していけるか、これから腰をすえて考えて行きたい。当初、「私達にはウェディングドレスがない・・」と諦めていた女性たちに夢を伝えることができたように思える。

これから、沖縄だけでなく、全国でこのようなショーを開催して行きたいと思う。これは、私の夢であり希望。また、沖縄の各ホテルで、この様なショーを開催してどこのホテルでも車いすのウェディングが行われるように提案をして行きたいと思う。

皆さんのところへこの夢を届けられるように、続けて行きたい。

モデルになってくれた一人の女性から、ショーが終わって「ありがとうございました。諦めていたウェディングドレスを着ることができた。そして大勢の人たちから祝福を頂いたことに心から喜んでいます。」と感謝の言葉を頂いた。これが、私が望んでいたことだと改めて感じることができた。ショーに駆けつけて来てくださった多くの皆さんに心から感謝の気持ちをお伝えしたい。彼女たちの素敵な笑顔を祝福してくださってありがとうございました。

*写真は、衣装室で着替えが終わったばかりのモデルさんの笑顔


車いすの花嫁 涙溢れる感動の挙式

2012-01-20 08:18:03 | リゾートウェディング

昨日は、お休みを頂いた。それは、車いすの花嫁の挙式へご招待があり、挙式から参列させて頂くことになったから・・。朝から、空は太陽が輝き気温も20℃近い気温で、とても穏やかな天候に恵まれた。挙式の終盤には、雨による祝福もあり・・雨の祝福が人々の涙につながっていった。

花嫁のまどかさんの母親であるトミ~さん(比嘉富子さん)は多発性の癌の中「ケントミ」と言う沖縄民謡バンドを結成し県内外で活躍されている。しかし、この3週間ほど前から体調が急変して沖縄病院へ入院中だったが、母親の執念と言うか素晴らしい生命力で無事退院されて晴れて愛娘の晴れ姿を見ることができた。

昨年4月からこの車いすの花嫁挙式を夢見てきただけに感激はひとしおで・・涙がとまらない結婚式となった。沖縄の人々がカチャーシーを踊る姿も人際感動的で、つい自分も混じって踊りたくなった。

2月5日は、更に車いすの挙式とウェディングショーが開催される。

誰もが同じように幸せのベールに身を包み美しく輝く瞬間を・・と願っている。誰もが同じ想いだと思う。花嫁、花婿だけでなく、母親、父親とさらに多くの友人達に祝福されている姿を見ていると本当に実現できたことを心から喜びたい!


ウェディング

2011-10-08 08:15:04 | リゾートウェディング

沖縄は、リゾートウェディングの国内ではメッカと言われるほど人気が高い。碧い海、大きな青い空を背景に挙げるウェディングは最高のローケーションだと思う。カンナでも今年に入ってからウェディングの件数が少し伸びている。沖縄全体では年間8,000組の挙式が行われていると言う。カンナリゾートの場合は、1日1組限定なのでほぼ貸切に近い状態で挙式が行われると言う魅力がある。それに、小さなホテルだから、プライベート感たっぷり。家族、友人達に祝福されてゆったりと過ごせる時間がとても贅沢だと思う。ホテルの中には、1日10組~を豪語するホテルもある。このぐらいは当たり前と言う世界だ。

カンナリゾートが「車いすの花嫁」プロジェクトに参加した大きな理由は、1日1組の挙式が基本のホテルで、1組のカップルに対して掛ける時間は相当なもの。6ヶ月くらい前からメールや電話等で打合せを行って当日を迎える。これが私達のスタンダードだからだ。

このエネルギーが、ユニバーサルウェディングには必要な時間とコストだと思う。お2人の思い。1人1人の招待ゲストへの配慮などを一つひとつ丁寧に伺ってお2人が望む挙式の形を創り上げていく。いわばオリジナルウェディング。

このホテルの良さを知っている人たちがここで挙式を挙げて頂くことを私達も望んでいる。

沖縄でもあまり知られていなかったこのカンナリゾートも随分知られるようになって来た。これもレストランの食のこだわりから始まった流れ。もちろん、披露宴で召しあって頂く食事にもこだわりがある。通常から全てのメニューは、素材から作り上げて行く。半加工など一切使わない。その時の最善であり最高の食材を活かして作るメニューも全くのオリジナルとなる。

そんなホテルが1軒くらいあってもいいのかなと思う。

 


ユニバーサルウェディング

2011-09-18 07:16:42 | リゾートウェディング

昨日、バリアフリーネットワークのYさんからのメールで車いすの方のウェディングドレスをオーダーメードしている会社から連絡が入り、無償提供をして頂く事となったと連絡が入った。うれしいニュース!こうして多くの人たちの手で一つのプロジェクトが進んでいる。このプロジェクトは、1回のイベントではなく、将来的に続けて行く事に意味があり価値があると考えていただけにとってもうれしい!課題だったウェディングドレスが格安で製作することが出来る。しかもオーダーメードでの製作。人ぞれぞれ形が違うだけにオリジナルでの製作に頼らざるを得ない。今後、カンナリゾートでユニバーサルウェディングを続けていくためには不可欠の要素だった。

これで、問題の一つはクリア出来た。ホテルスタッフの心構えも大丈夫!建物のハード面も何とかなりそう!客室の改善はまだ未解決ながらサポートできる環境があればご理解頂けると思う。

当初は、想いだけでスタートしたけれど、徐々に形が出来てきた。不可能と最初から諦めていたらここまで来れなかったに違いない。1日1組限定の挙式を守り続けて来ただけに・・・感慨無量。もし、不可能だと諦めていた方がいらっしゃたら、是非ご相談していただきたい。何とかして夢を実現するパワーとエネルギーと知恵を蓄えています。東日本大震災が起きて「絆」と言う言葉が多く使われるようになったけど・・まさに人と人の絆が生んだ物語が始まりそう!11月6日(日曜)沖縄県宜野座村にあるカンナリゾートヴィラでユニバーサルウェディングのショーと本物の挙式を行います。

挙式は、東京から新郎は、「進行性筋ジストロフィー」(両手両足が麻痺している)で重度の呼吸器障害の車いすの男性。新婦は、視覚障害の女性が念願の結婚式を挙げられます。ショーには多くの美しい車いすの姫達が登場。みんなで心から祝いたいですね!心からおめでとう!と叫びたい!ですね。

 


人の輪

2011-09-07 07:33:08 | リゾートウェディング

車椅子の花嫁プロジェクトが動き出して、多くの人と出会うようになった。もちろんビジネス上の関係の人もいるし、プロジェクトに興味を持ってくれた人との出会いは・・うれしい!単純にうれしい!お金を掛けるとすぐにたくさんの人が集まるけど・・このプロジェクトにお金が無い・・。と言うか、もともとの発想は、障がいを持つ人たちのファッションショーを開催しようとの思いから始まったから、お金の事はなかった。この精神に共感してくださった人たちが集まっている。この人の輪は、それこそ本当の輪だと思う。今、皆で知恵を出し合って最高のショーを作りあげたいと考えている。人々が幸せを感じるところって、心が動く時。

本当の成功は、主役の2人が結婚式をあげることが無事にできることだと思う。そして、それを皆で祝えることだと思う。もう一度原点に返って考えてみようと思う。これから先、このプロジェクトを続けるためには、多くの人の共感や賛同や喜びが不可欠だと思う。沖縄県が興味を持ってくれているらしい!僕らは、この沖縄と言う土地風土が持っているやさしさを原点にこのプロジェクトを継続して行きたい。