カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

沖縄から東京へつなぐ

2012-02-09 08:13:37 | 沖縄

先日、カンナリゾートで開かれた「車いすの花嫁ウェディングショー」から2月12日東京の原宿アイヴィーホールで車いす模擬結婚式が開かれる。「どうコーポレーション」才野社長が中心となって開催される。才野社長自身も大変なご苦労をされて来て車いすのウェディング事業にたどり着かれたようだ。今回のカンナでのウェディングショーで使われた「白い車いす」がどうコーポレションの車いす。おしゃれで神聖な雰囲気を持つ車いすで、衣装と一緒になるととてもバランスがいい。

それぞれの企業が持つアイデアやノウハウが、一つのイベントをきっかけに広がって行く事はとても望ましいと思う。沖縄と東京が結ばれて、広がって行く。人と人が知恵と力を合せることで、多くの人々へ幸せを届けることができる。

一人の力では、限界があるが人が集まり力を合せることで大きなエネルギーを生み出す。蟻が像を倒すではないけど・・・。何事もそうだと思う。沖縄の中だけで閉じこもってしまうのではなく、広い社会とつながって行く事で更に素晴らしいものが生まれて来るように感じた。

志を共にする人々が集まると更に凄いパワーとなる。今月末に東京へ行くことにした。東京でどうコーポレーションの方と再会をする。その時は、今回のモデルを務めてくださった鈴木ひとみさんにも再会する予定。鈴木さんは、NHKハート展の審査委員をされていると言う。NHKハート展は、障がいを持つ人たちが詩を作り絵画とコラボさせた展示会と伺った。これも、やはり人々のつながりから生まれてきたようだ。

これから先、もっと心豊かな社会が生まれて来るような願いを日々の仕事に思いを込めたいものだ。

 


転機を見極める

2012-02-08 07:48:04 | 沖縄

人性には様々な転機が訪れる。よいものもあれば都合の悪いものもある。しかし、考え方次第のように思える。自分にとって、このタイミングで訪れたこの機会は、なんだろう?今の自分の周りを見渡し、先を考えた時にどう捕らえたらよいか・・・どのように判断すべきかと冷静に周りを見渡して考えてみる。

本当に自分がやりたいことや自分にとって幸福な選択はなんだろうかと考えをめぐらせてみることが大切なように思える。日々の生活の中で、さほど感じることはないほど小さな事柄で、意外に見落としがちなことが重要なことがある。これが、のちのち大きなきっかけになることがほとんどではないだろうか?日々見落として来たことが、結果として大きなものとして現れる。

以前原因と結果と言う言葉を考えたことがあった。今日は、明日の因となり明日は今日の結果となる。日々の積み重ねがこうして自分自身の人生を積み上げていると考えると、転機と言うのは特別なものではなく、毎日の生活の中に普段から存在していると思える。

沖縄にとって、今年はある意味で転機だと思う。莫大な大きな予算が、沖縄に入って来る。観光であれなんであれこの予算を県民のために、観光立県としての整備のため、文教政策のためなど意義ある価値ある使い方を是非考えて頂き、未来につながる効果を期待したいと願うばかりだ。

 


ユニバーサルウェディング 車イスの花嫁

2012-02-06 08:21:49 | 沖縄

昨日、カンナリゾートヴィラで「車いすの花嫁ウェディングショー」が開催された。昨年4月頃から企画を考え始め多くの人たちの協力を頂いて無事開催することができました。さて、これからが大切なこと・・・。このウェディングショーをきっかけにこれから沖縄の人々だけでなく、世界へ拡げていけるウェディングにしたいと願いは募る。

ショーの開催に先立ってリハーサルが始まった。普段着で到着した花嫁候補が、衣装を身に付け化粧にヘアメークをすると、シンデレラのように輝き始めた。正直、車いすの女性の方々のあれほど晴れやかな素晴らしい笑顔を見たのは初めてのような気がする。

今回の、ノウハウなどはどんどん公開して行きたいと思う。そして、一人でも多くの人々の笑顔が見れたらと思う。衣装には、様々な工夫が凝らしてあるが全く、見せないし見えないところが本当に苦心の作だったとアイトピアの富山先生がおっしゃっていた。形ばかりでなく、衣装を身にまとう女性の心、体、夢など全てのヒヤリングから始めてこそ笑顔いっぱいの衣装につながったんだと思う。

10月26日に沖縄県から補欠での繰り上げ事業として承認された。一時は、プロジェクト解散まで追い詰められた。しかし、女性スタッフはじめ、多くの関係者が最後まで諦めずに頑張った思いが形になったように思える。カンナリゾートヴィラは、こうして人々に愛されるホテルを目指してゆっくりだけど確実に多くの人々の心を捉え始めているように思う。

ホテルに入りきれないほどたくさんのお客様にお越しいただいたことに感謝のことばでいっぱいです。ありがとうございました。

 


ツーリズム

2012-02-04 07:46:07 | 沖縄

グリーンツーリズムという言葉がある。旅には、様々な形がある。沖縄の北部やんばるを中心として村と村が一緒になって地域全体で観光の魅力作りをする。単体では、なかなか観光客を呼べないと悩んでいる地域に、それぞれの個性や特性を活かして広域で魅力つくりをすつことで更に大きな魅力を生み出すことができるのではないかと考えてみると意外に楽しいものが生まれて来るように思える。しかも、地域の子供たちから老人会まで巻き込んでプロジェクトを作ることで、普段見逃している土地の見る力を増してくれるきっかけになるかも知れない。

子供たちだけが知っている秘密の場所が案外おもしろい場所かも知れない。グリーンツーリズムは、森林浴などの自然と触れ合うと言うだけでなく、土地の農業や食を結びつけて考えてみる。観光客の中でグリーンツーリズムの経験者は8%足らずだと言う。まだまだこれからの観光の形だと思う。地域の中だけで考えるのではなく、隣の地域やちょっと離れた地域から自分の地域を眺めてもらって、意見を集めてみるのも良いと思う。

滞在型にこだわるのではなく、自由な形で楽しんで貰うことが大切だと思う。1日体験だけでなく数時間の体験でも、楽しみが大きければ更に次の機会が増えてくる。宿泊+農業体験+食など参加型というのがいい。一緒に作るとか、一緒に考えるとか・・・観光マップ作りを観光客と一緒に行うとか、観光プランを募集するとか・・関り方を工夫する。ともすれば、良いと思っているのは自分達だけかもしれない・・。誰が何を求めているのか?観光客は、これまでどのような行動をとってきたかなど市場での顧客の動きを知ることも必要。もし、観光客が訪れない地域であれば、訪れて貰う魅力や興味を作ることから始めなければならないと思う。

リサイクル観光。今は使われていない施設や環境を生かすことから始める。何よりも、今ある環境を変えてまで、壊してしまっては、地域資源の目減りでしかないと思う。観光を考える機会を様々な立場を超えて地域を越えて話し合う「場」を一度作ってみたいと思う。わくわくする観光を生み出すために!


スポーツツーリズム

2012-02-02 07:56:06 | 沖縄

沖縄では、プロ野球キャンプが始まった。宜野座村は、阪神タイガースのキャンプ地として有名。昨日は、全選手が顔を揃えてのスタート。今年への意気込みが見受けられる。新たなシーズンへのスタートに緊張の雰囲気やキャンプを楽しみながら調整を始める選手など様々な顔が見える。

多くのプロ野球ファンの人々が、球場を訪れで選手の表情を楽しんでいた。普段と違ってキャンプ中は、選手を身近に感じられると言うのが楽しみの一つだと思う。目の前に選手がいたり、10m先にピッチャーが投球練習をしていたりと・・普段TVや球場で遠くに映る選手達の練習風景と臨場感がファンの人にはたまらない魅力だと思う。

カンナリゾートは、宜野座球場まで車で5分と言う距離なので球場までのアクセスは抜群。交流試合の日などは、多くのファンが駆けつける。宜野座村は、この季節阪神タイガース一色となる。他の野球チームのファンにはちょっと辛いかもしれない・・。しかし、このようなスポーツを主題にしたツーリズムのあり方も楽しみがたくさんある。

参加型のスポーツツーリズムと見学型のツーリズムと様々あるが、沖縄東海岸のこの地域は、ランニングにも最適、自転車で走ってもいい環境。キャンプ地には最高の環境だと思う。起伏に跳んだ地形は、トレーニングには最高だと思う。先日、フルマラソンを控えた選手が合宿にこのホテルに訪れていた。いろいろと話してみると自然に恵まれ、交通量も少なく、のどかな農村風景が心身をリラックスさせてくれると語ってくれた。私達ホテルの食事もスポーツマン向けの食事を提供できる環境も整えている。満足は、環境任せではなく、自分達で工夫して考えていかなければいけないと改めて考える日々だ。