あくたの日記

物書きあくたのゆるめの日記。ビーズ時々SMAP、執筆はどうしたのか……!

あくたの日記にようこそ

↓本家サイトに遊びに来てね!


羊毛ワンコができるまで

ポニョ

2008-10-13 20:53:00 | Weblog
「崖の上のポニョ」を見てきました。
主人公が船乗りの息子とか、お母さんが介護士であったりと現実的なのに
ポニョ側の世界が全くのSF風で、ポニョのお母さんに至っては
ディズニーから飛び出したような感じが
どうもしっくりなじまなかった。
しかしお父さんの船が通るたびに信号で会話したりというのが
素朴で面白かったし、魔法で大きくしたポンポン船(のおもちゃだったが)に
子どもたちが乗って、蝋燭の火を燃料にして進んでいくしくみなども面白かった。
宮崎駿の映画といえば空を飛ぶ迫力シーンが圧巻だが、
今回は海だ。荒々しい海、デボン紀の生物が泳ぎ回る海、……
ここに宮崎の真骨頂を注ぎ込んだのかな。
介護施設のおばあさん達が魔法の影響?で走り回れるほど元気になったのも
あってか、後味の良い映画だった。


先日見た「おくりびと」の感想をろくに書いていなかったが、
納棺士の仕事がまるで能狂言のような様式美として表現され、
死者を敬いいたわる精神にあふれた優しいお話だった。
いろいろな死者たちが登場するが、最後に登場した死者を
演じた峰岸徹さんが本当に亡くなったそうで、何か因縁めいたものを感じる。
ご冥福をお祈りします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする