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福井県の高校野球を応援する爺様の言いたい放題!

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軟式野球と硬式野球

2014年03月16日 | 高校野球 中学野球

たまたま見たYAHOO知恵袋に

「硬式野球クラブチームと中学軟式野球部では天と地ほどの差があります。
特に東京から関西にかけては硬式の普及度が高いのではっきり差があります。
(田舎ではまだ軟式が幅をきかせているところもありますが)

知恵袋で「軟式が良い」「軟式も硬式も変わらない」と言っているのは、10年以上前の感覚で言ってるだけだと思います。
また、なかには「イチローや松井も軟式出身」などと20年以上前のことを平気で主張する厚顔無恥もいますね。正直笑ってしまいます。イチローも松井も今の時代であれば間違いなく硬式に進んでいると思いますよ。

たとえば、有名な明徳義塾高校。
付属の中学は軟式野球で全国でも有名な強豪です。しかし高校のベンチ入りは付属中の野球部出身者は1名だけで、ほかの大半がシニアやボーイズ出身です。それが現実なのです。

なかにはすごい才能を持ち、軟式出身ながら高校入学当初からエースになるような子もいますが、あくまでも特例です。
1人の特例を見て「軟式でも変わらない」などと言うほうがおかしいのです。

(補足について)
確率の問題でいうと
中学時代に野球をやっている人数比では、硬式は全体の5%程度です。しかし甲子園出場選手(ベンチ入り)になると60%以上が硬式出身者になります。つまり甲子園に出場できる確率は、硬式のほうが軟式の20倍以上高いという計算になります。


全国の中学野球部の部員はおおよそ29万人と言われています。(参照http://todo-ran.com/t/kiji/10599)それに対して硬式チームはおおよそ1000チーム。ちゃんとした人数はどこも把握できていませんが、チームによって10名~50名とバラバラです。平均20名として約2万人。合計31万人中の2万人・・・正確には6.4%ですね。私は全体の1/20ということ5%と書きました。

なお、あなたは「硬式野球より、軟式野球の方が遥かに難しい」と書いていますが、高校に進んでやる野球は硬式です。
軟式と硬式とは基本的に異なる種目と思ったほうがよいくらいの違いがあります。難しい軟式ができたからといって硬式ができるわけではありません。きちんと練習をしてもそれに見合う効果は高校野球では期待できないのです。

次に

鎌田実さん元プロ野球選手で中学硬式野球指導者の記事に書かれていた事だ・・・

 

「一口にいって軟式野球は力が弱くても、我流でもできるが、硬式野球は力強さと正確さが必要である。基本に沿って正しく進めていかないと中学2年生くらいのややレベルが上がってきたときに頭打ちになってしまう。

 打撃において軟式ではスイングが多少遅くても、振り出し振り幅が多少大きくとも対応はできる。どちらかというと、上から叩くより運ぶスイング、追っ付け打法がいいと思う。

 プロ野球選手が軟式球を打つと、凡ゴロやファウルになることが多くまともに打てない。これはスイングが速く、上から叩くからボールをつぶす感じになるからだ。

 軟式用、硬式用スイングなどと区別をしてスイング練習することはできないが、高校で硬式野球をやろうとする人は少なくとも中学時代から硬式対応型スイングにするべきだろう。

 軟式少年野球や中学野球を見に行くと、大体は硬式対応フォームにしているようだが、中には軟式型「弧」の大きなスイングの子供もいる。こういう子供は、中学時代に硬式型に矯正しておかないと高校野球に進んだときに困る。

 バットの重さも軟式と硬式では約100グラムもの違いがある。この差は大きい。毎日のスイング数が同じでも重い硬式バットを振り続けると足、腰の踏ん張り、リスト、腕の強さも必然的に身についてくる。

 また、中学3年生ともなると投手のレベルも高くなり、それに対応すべき打撃フォームも基本に沿ってより正確な硬式対応フォームを作っておかないと頭打ちになってしまう。

 守りにおいて軟式はバウンドが高く弾むが、硬式は低いバウンドが多い。軟式の高いバウンドはダッシュ力やグラブさばきの訓練になるが、ヒザが立ち、突っ張る捕球、送球になる人が多く、ヒザを曲げる習性がつかない。これが一番の問題なのだ。

 ゴロ捕球はヒザを曲げ、腰を落とし、低い姿勢での捕球と送球が大事。硬式でないとその癖がつけられない。高校に行ってからではもう遅いのだ。欠陥が出ていい内野手に育たない。

 打撃においても守りにおいても中学生は成長期であり、よいクセをつけるには一番重要な時期、高校野球に進む子供は中学から硬式で正しい基本的なものを身に着けるべきだと思う。

 近年、一般的に公立高校へは中学で軟式野球をやっていた子供が進むが、野球の強い高校には中学硬式出身者が多い。この差が大きな力の差となってきている。」

・・・と書かれていた。

良く、学童野球の保護者と話をすると、「うちの子供はそんなうまくないから軟式でいいんです」

と言われる事があるが・・・全くの逆だ。

保護者は、「うちの子供は下手だから甲子園なんて無理」と言うが

それは、保護者の考えであり、子供の気持ちでは無い・・・

子供は、全てプロ野球選手になりたいと思い、夢を持ち野球をやっている。

それを手伝ってやるのが親である・・・よその子より技術的に落ちていると思うなら尚更

硬式に進ませてやるべきでは無いだろうか?

 

テストで点数が足りない・・・だから塾に通わせる・・・同じ発想だ。

現在、甲子園に出る出場高校の 硬式出身者と軟式出身者では6:4の割合で硬式出身者が多いが

レギュラーに比率で見ると、8:2位の比率になるそうだ。