福井県の高校野球を応援する爺様の言いたい放題!

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北信越高校野球 福井県大会抽選結果を見て・・・

2014年09月06日 | 高校野球 中学野球

来年の選抜高校野球の代表校を決める、北信越高校野球 福井県予選の組み合わせが昨日決まった。

Aブロックは、福井工大福井が順当に勝ち上がるだろう。

Bブロックは、春江工業・福井商業が2回戦で当たる可能性がある・・・

Cブロックは啓新・武生商業・鯖江・羽水と激戦区が予想される。

Dブロックは、北陸と敦賀気比が初戦からぶつかり、1回戦の効果カードだ。

敦賀気比は、甲子園での活躍で新チーム体制が出来上がっていないかも知れないが、平沼、山本、篠原、嘉門と甲子園活躍メンバーが居るので怖い存在だ。

福井工大福井・春江工業、啓新、敦賀気比・・・これが福井県の4強となり

そこに、福井商業、鯖江、北陸、等が・・・

今後の福井県の新しい展開のようだ。

上位3チームは北信越に出場・・・選抜の出場を賭けて戦う。

昨年の選抜のように、福井県から2校出場・・・願いたい。

 

さて、今年優勝した大阪桐蔭の中村キャプテンが中学3年生の頃に書いた作文が今話題となっている・・・

総理大臣賞を受賞した作文・・・がこれだ!

 

~平成23年度入賞作品~
【中学生部門】最優秀賞

「友から学んだこと」


中村 誠(福岡県・糸島市立志摩中学校3年)

僕には、絶対叶えなければならない夢があります。僕には体に障害を持った友達がいます。体の右半分はマヒしていて、右手はブラブラしていますが、右足は少し動くので介助すると歩くことができます。

えん下障害もあるので食べ物は細かくきざんだ物にとろみをつけて介助でゆっくり食べれます。水分は多く飲めないでお腹に開けた胃ろうからチューブを通して注入します。

それから失語症もあり全く声が出ません。文字盤も使えないので自分の意志を伝えることはできないのです。とても不便な生活を送っています。

その友達と知り合ったのは僕が小学五年生の頃、四年前です。僕が野球の試合に出るようになり、対戦相手だった子と友達になった。

その子は同級生と思えないくらいに野球が上手だった。ポジションも一緒だった。試合にも負けた。僕はとても悔しかった。

「絶対に負けたくない」この気持ちを胸に僕は一生懸命練習した。小学生の最後の大会の決勝戦でそのライバルのいるチームと戦った。延長戦で僕のチームが優勝することが出来た。

でも僕は勝ったとは思えなかった。だから中学生になっても別のチームで戦っていくことを約束した。しかしその友達といるチームとの試合があっても友達はいなかった。

友達は障害者になっていました。障害者になって三年になります。三年前のある日を境に突然障害者になってしまったのです。原因は病気です。本当に急な出来事でした。当時僕は大きなショックで友達を受け入れることができませんでした。

そんな友達を見て、初め「かわいそう」だと思っていました。でも一生懸命にリハビリに取り組んでいる友達の姿を見ていると、僕は「かわいそう」と思うのは良くない事だと思うようになりました。なぜかというと、人に対して「かわいそう」と思うことは、その人を見下しているように思ったからです。

友達は障害を持ちながら一生懸命に生きているのに、上からの目線はごうまんで大変失礼なことだと思いました。このことは友達に対することだけではなく、全ての障害者に対して共通する気持ちです。障害者になりたくてなった人は誰もいません。そして誰もが障害者にならないという確率はゼロではないのです。

友達のように突然、病気になるかもしれないし、事故にあってけがをしたり、またどんな災害に出くわしてしまうかもしれません。もし僕がそうなったとしたら、想像するだけでもつらいことですが、そんなとき僕は人から同情されたくないと思います。

「かわいそう」と思われたくないのです。人間はどのような障害を背負っていようとも、命ある限りは生きていかなければならないことはみんなに平等に与えられていることです。

ただ生きていくための条件が良いか、少し悪いかという差だけのことだと思います。だから僕は障害者を見て「かわいそう」と思うことが許せなくなりました。

僕はお見舞いに行くと友達の車いすを押して出かけることがありますが、よく他人の視線を感じることがあります。自分と違う人を見ると違和感を持つ人が多いのだと思います。

でも自分と人は違っていて当たり前なのだし、その他人を認めることは最も大切なことだと思います。世の中のすべての人が自分と違う他人を受け入れることこそ、差別のない社会の実現につながっていくように思います。

友達のためにも、僕は野球を一生懸命頑張りプロ野球選手になり活躍します。

 

これでも、彼らを「野球バカ」と言えるだろうか?

「~誰かの為に」・・・この思いを彼は中学3年生で抱いていたとは、凄い事だ。

今後は「かわいそう」って言葉を使うのは注意しなければならないな。