Don’t Dilly Dally

…とことことことこ

Welcome to Japan ~3rd day お墓まいり~

2024-12-03 09:44:12 | 備忘録

アメリカから3泊5日で帰国しているBF。彼のお父様は伊豆半島の伊東市にあるお寺の境内に眠っています。私は彼の代理で2度ほどお墓参りに伺ったことがありましたが、本人はおよそ20年ぶりくらいの訪問なったようです。

前日の午後、鎌倉から伊豆半島に移動して、翌朝早々に花と線香をもってお墓に伺いました。

立派なお寺です。

彼の代理で初めてお墓参りに訪れたとき、同じ苗字のお墓が多く困り果てて本人に電話したことがあります。そうしたらBF本人も記憶が曖昧というか、説明が曖昧というか。結局、たまたまお墓参りに来ていた見ず知らずの親切なご婦人が一緒に探してくれ、やっと見つけられたという始末。

こちらの階段の上には『曽我兄弟の墓』があるそうです。

なんとなく一人では怖くて行ったことがありません。今回はBFが一緒だったのですが、時間の都合上断念。

こちらは境内のお地蔵さん。

コロナ禍ではマスク姿でした。

そのお姿がこちら。

ちょっと可愛い。

こちらのお寺、東林寺は伊東祐親が息子のために建てたそうです。ちなみに伊東祐親とは、平清盛により伊豆に流された源頼朝を預かっていた人です。

やはり伊東祐親のお墓も怖くて行ったことがありませんでした。道が細く、どことなくうっそうとしているのです。

今回はBFと一緒なので行ってみることにしたのですが、暗いのは最初だけで、あとは明るく緩やかな坂の続く気持ちの良い道でした。

伊東祐親のお墓がこちら。

看板にこう書いてありました。

『祐親は流罪にされた頼朝を伊東で預かるが、自分の娘との間に生まれた頼朝の一子を平家への忠義のために殺害してしまう悲劇的な人物である。養和二年(一ー八二)には、頻朝から許されたものの受け入れずに自害している』

これを読み、「悲劇の人って言うのかなぁ」と私が言った瞬間に激しい風がゴオーッ!「やばい!祐親が怒った!」と慌てて手を合わせて「ごめんなさいごめんなさい」と謝罪。怖い怖い。

こちらは近くにある葛見神社。

この神社には天然記念物の大楠があり、パワースポットとされています。

見上げてみると、

楠木シャワーでパワー全開!

歴史のある伊東の街。

BFのお祖母様が以前に住んでいた街です。やはり彼にとっては思い出のある街で、鎌倉と同様に、「ここがおばあちゃんの家。まだ残ってたんだなぁ」とか、「ここの公園で盆踊りがあったんだよ」などと教えてくれました。

帰り道では家々の向こうにひろがる紺碧の海。

駅の近くに建つ東海館はもともとは商業宿でしたが、今は日帰り入浴と館内見学が出来るようになっています。

東海館の目の前にあったマンホール。

花火大会の絵が描いてありました。「子供の頃、この花火大会を見にばあちゃんのとこに泊まりにきたんだよ」と、BFはしばらくこちらのマンホールを眺めていました。

そんなBFの姿を見て、このマンホールを再び見直したら、私も両親や姉のお墓参りに行こうという気持ちになりました。

駅前のお蕎麦屋で昼食を済ませて、熱海から新幹線で横浜へ移動。もの凄い弾丸ツアーですが、3泊5日では仕方ありません…。

こちらはお蕎麦屋の店先にいた七福神。

ニット帽姿が可愛らしいです。 つづく

 


Welcome to Japan ~2nd day 鎌倉さんぽ~

2024-12-01 07:17:24 | 備忘録

アメリカ在住のBFは日本国籍を持つ日本人ですが、渡米してからすでに40年近くになります。やはり生まれ育った日本の故郷は懐かしいらしく、本人の希望でまずは故郷である鎌倉のホテルに宿泊しました。

翌朝は早起きをして海岸を散歩。思ったほど寒くなく気持ちよく歩くことができました。そろそろ日の入りの時間です。

いつも混んでいる134号線もこの時間はまだ車通りが少なく静かでした。

こんなところにもコイツがいる!と言いながら思わず撮ってしまう私はたぶんカラスが好きなのでしょう。(笑)

遠くに大島がうっすらと見えます。

海岸沿いを歩きながら稲村ヶ崎を越える頃には空も明るくなり江ノ島が見えてきました。

雲に隠れていますが、よーく見ると富士山も見えます。

この辺りから海を離れて極楽寺のほうへと進路変更。

極楽寺の駅。

映画『海街Diary』の中で母親役の大竹しのぶさんと娘役の綾瀬はるかさんがこの場所で会話していたのを思い出し、この日は寝る前にそのシーンだけ見直してみました。

下の画像は極楽寺駅に停車していた江ノ電です。

気分は撮り鉄の私とBF。

鎌倉に向けて出発進行。

私たちもそろそろホテルに戻ることにしました。

極楽寺の切り通しを抜けてきた辺りです。夜は真っ暗で本当に怖いけれど、この時間帯は朝焼けの美しい場所です。

一旦ホテルに戻り、温かいコーヒーを飲んで冷えた体を暖めてから再出発。

向かった先は、鶴岡八幡宮。

「観光名所はおさえておかないとね。」ということで。

まだ朝の9時だというのにすでに観光客や修学旅行生で賑やかです。

お囃子の音が聞こえるなぁと思ったら、ちょうど結婚式が行われていました。

「素敵ねぇ♡」とうっとりと眺めていた私、そんなことより古いお守りを納める場所を探していたBF。むかーし買ったお守りを今も持っていたようです。

お参りしてから小町通りであれこれとお土産を買い、鳩サブレーの本店へ。

やはりこちらでも修学旅行生で大賑わい。

「鳩サブレー」の文字の前で次から次へと記念撮影をする修学旅行生たち。いなくなったときを見計らって撮ろうとしたら、今度は引率の先生がいつまでもど真ん中に立っているではありませんか…。「先生邪魔でーす」と念をおくったら移動してくれました。どうやら私の念が届いたようです。

それからバスに乗って大仏へ。

良い天気。加工などいっさいせずにこの青い空。

イケメンで有名な大仏様。中学の担任がイケメンではありませんでしたが、こんな顔していました。懐かしいです。

こちらは長谷観音の入口。

紅葉が綺麗。

「赤いお姉さん邪魔でーす」と念を送ってみましたが、今度は届きませんでした。こちらの外国人のお姉さんはアイスクリームを食べるのに夢中なご様子。

お昼はホテルに戻ってレストランの海鮮しらす丼。

私は仕事柄、お造りには事欠かない食生活を送っていますが、アメリカ在住の彼にとっては特別なようです。

海鮮天ぷらも注文。

海を眺めながら美味しい海鮮料理を楽しむことができました。

昼食の後は次の目的地に移動。

江ノ電よりもバスに乗りたいというBF。鎌倉から藤沢までの路線は、彼が少年時代を過ごした場所を通るとのこと。バスの中から「あの小学校に通ってたんだよ」「あの角が同級生の〜君の家」と説明をしてくれ、「あ!この寿司屋まだある!」と楽しそうでした。

20代の初めに日本を離れ、お父様はその後他界、お母様は再婚して宮城、弟さんは仕事で愛知、というBF。思い出のいっぱい詰まった鎌倉の街。

思い出を一緒に歩くことが出来てよかったです。 つづく