アメリカ在住のBFは日本国籍を持つ日本人ですが、渡米してからすでに40年近くになります。やはり生まれ育った日本の故郷は懐かしいらしく、本人の希望でまずは故郷である鎌倉のホテルに宿泊しました。
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翌朝は早起きをして海岸を散歩。思ったほど寒くなく気持ちよく歩くことができました。そろそろ日の入りの時間です。
いつも混んでいる134号線もこの時間はまだ車通りが少なく静かでした。
こんなところにもコイツがいる!と言いながら思わず撮ってしまう私はたぶんカラスが好きなのでしょう。(笑)
遠くに大島がうっすらと見えます。
海岸沿いを歩きながら稲村ヶ崎を越える頃には空も明るくなり江ノ島が見えてきました。
雲に隠れていますが、よーく見ると富士山も見えます。
この辺りから海を離れて極楽寺のほうへと進路変更。
極楽寺の駅。
映画『海街Diary』の中で母親役の大竹しのぶさんと娘役の綾瀬はるかさんがこの場所で会話していたのを思い出し、この日は寝る前にそのシーンだけ見直してみました。
下の画像は極楽寺駅に停車していた江ノ電です。
気分は撮り鉄の私とBF。
鎌倉に向けて出発進行。
私たちもそろそろホテルに戻ることにしました。
極楽寺の切り通しを抜けてきた辺りです。夜は真っ暗で本当に怖いけれど、この時間帯は朝焼けの美しい場所です。
一旦ホテルに戻り、温かいコーヒーを飲んで冷えた体を暖めてから再出発。
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向かった先は、鶴岡八幡宮。
「観光名所はおさえておかないとね。」ということで。
まだ朝の9時だというのにすでに観光客や修学旅行生で賑やかです。
お囃子の音が聞こえるなぁと思ったら、ちょうど結婚式が行われていました。
「素敵ねぇ♡」とうっとりと眺めていた私、そんなことより古いお守りを納める場所を探していたBF。むかーし買ったお守りを今も持っていたようです。
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お参りしてから小町通りであれこれとお土産を買い、鳩サブレーの本店へ。
やはりこちらでも修学旅行生で大賑わい。
「鳩サブレー」の文字の前で次から次へと記念撮影をする修学旅行生たち。いなくなったときを見計らって撮ろうとしたら、今度は引率の先生がいつまでもど真ん中に立っているではありませんか…。「先生邪魔でーす」と念をおくったら移動してくれました。どうやら私の念が届いたようです。
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それからバスに乗って大仏へ。
良い天気。加工などいっさいせずにこの青い空。
イケメンで有名な大仏様。中学の担任がイケメンではありませんでしたが、こんな顔していました。懐かしいです。
こちらは長谷観音の入口。
紅葉が綺麗。
「赤いお姉さん邪魔でーす」と念を送ってみましたが、今度は届きませんでした。こちらの外国人のお姉さんはアイスクリームを食べるのに夢中なご様子。
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お昼はホテルに戻ってレストランの海鮮しらす丼。
私は仕事柄、お造りには事欠かない食生活を送っていますが、アメリカ在住の彼にとっては特別なようです。
海鮮天ぷらも注文。
海を眺めながら美味しい海鮮料理を楽しむことができました。
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昼食の後は次の目的地に移動。
江ノ電よりもバスに乗りたいというBF。鎌倉から藤沢までの路線は、彼が少年時代を過ごした場所を通るとのこと。バスの中から「あの小学校に通ってたんだよ」「あの角が同級生の〜君の家」と説明をしてくれ、「あ!この寿司屋まだある!」と楽しそうでした。
20代の初めに日本を離れ、お父様はその後他界、お母様は再婚して宮城、弟さんは仕事で愛知、というBF。思い出のいっぱい詰まった鎌倉の街。
思い出を一緒に歩くことが出来てよかったです。 つづく