最近、中南米でずっと一緒に旅してたドイツ人のアーニャからメールが来た。
念願だった日本語のタトゥを入れたと言う。コスタリカにいたときから
どの漢字にしようかさんざん悩んでいて、私が何枚にも渡って、
色々な漢字とその意味について書いてあげていたのだ。
当初は、「dreamcatcher」(ネイティブ・アメリカンのお守りの名前、
そして“夢をつかむ”という意味を込めて)がいい、と言っていたのだが、
当然日本語にそんな言葉はないし、作ろうとしても“catch”の
“掴む”“捕らえる”という訳がどう考えてもタトゥ向きではなかった。
代理となるものをあーでもない、こーでもないと色々考えたが、
結局答えは出なかった。
するとこの前メールが来て、“dream dancer”にしたらどうだろうか?
と相談された。「夢舞」。そんな言葉はもちろんないけれど、
でも実際に存在する言葉よりも、抽象的な言葉の方が、イメージとして
見る側の想像力を掻き立てていいのではないか、と思った。
夢を舞う人、舞うように夢を叶える…とでも訳そうか、
とりあえず彼女は踊るのが大好きだし、「舞」っていう字が
綺麗な字だし、夢を舞うという、なんともマイペースで
優雅なイメージが彼女らしかったので、
Go for it!とOKを出した。
そして数週間後、現在カリフォルニアで2週間旅行をしている彼女から
写真付きのメールが来た。そこにはうれしそうに笑うアーニャの、
お腹の左下(腰骨?)に入れた「夢舞」というタトゥがあった。
日本人のタトゥ・アーチストに入れてもらったらしく(ホッ。
線が一本多かったりしたらどうしようかと思った)、
とてもキレイな字でバランス良く描かれていた。
これでアーニャも日本人だ~!と、とても嬉しくなった。
きっと彼女はそれを見る度に、旅での楽しい思い出と、
舞うように夢を追う大切さを思い出すに違いない。
ちなみに、こういった日本語のタトゥは、世界的に
とても流行っているらしい。
私はオーストラリアにいた時にも同じような相談を受けたことがある。
友達になったカナダ人の女の子が、
“Overcome myself”という漢字のタトゥを入れたい、と
相談してきたのだ。
「自分を越えたい」、「自分の弱さを克服したい」…
「自分を愛そう、受け入れよう」というモットーを持つ人は
結構いると思うけれど、彼女は決して今の自分に満足するのでは
なく、とことん自分の中の弱い部分を超越したい、という
強い想いを抱いていた。確か当時20歳だった彼女は、一見
ファッショナブルな今時の若い子って感じだった。
でもじっくり話していると、旅を通して自分を変えようとし、
自分と格闘しているたくましい姿が見えてきた。
さまざまな誘惑がある中で、自分の意志を貫き、強くなりたい。
そんな時に、「Overcome yourself」というタトゥを見て、
自分を奮い立たせたい、と彼女は説明してくれた。
私は考えたあげく、「我越」という字を薦めた。
四文字熟語を教えてあげたかったけれど、
どうしても適当なのが思いつかなかったのだ。
彼女はとても喜び、次行く町(メルボルン)に着いたら
入れる、と言っていた。その後、彼女の連絡先を
失くしてしまい、連絡が途絶えてしまったのだが、
果たして本当に入れたのだろうか?
私は今でも良く彼女のこと、そして「我を越える」という
言葉を思い出す。
私が旅が大好きな理由、それはこういった「頑張ってる人たち」に
沢山出会えるからだ。多くのことを犠牲にしてでも、
常に「攻め」の姿勢で生きること。そのエネルギーを
分けてもらえることは、私にとって何よりも宝となる。
念願だった日本語のタトゥを入れたと言う。コスタリカにいたときから
どの漢字にしようかさんざん悩んでいて、私が何枚にも渡って、
色々な漢字とその意味について書いてあげていたのだ。
当初は、「dreamcatcher」(ネイティブ・アメリカンのお守りの名前、
そして“夢をつかむ”という意味を込めて)がいい、と言っていたのだが、
当然日本語にそんな言葉はないし、作ろうとしても“catch”の
“掴む”“捕らえる”という訳がどう考えてもタトゥ向きではなかった。
代理となるものをあーでもない、こーでもないと色々考えたが、
結局答えは出なかった。
するとこの前メールが来て、“dream dancer”にしたらどうだろうか?
と相談された。「夢舞」。そんな言葉はもちろんないけれど、
でも実際に存在する言葉よりも、抽象的な言葉の方が、イメージとして
見る側の想像力を掻き立てていいのではないか、と思った。
夢を舞う人、舞うように夢を叶える…とでも訳そうか、
とりあえず彼女は踊るのが大好きだし、「舞」っていう字が
綺麗な字だし、夢を舞うという、なんともマイペースで
優雅なイメージが彼女らしかったので、
Go for it!とOKを出した。
そして数週間後、現在カリフォルニアで2週間旅行をしている彼女から
写真付きのメールが来た。そこにはうれしそうに笑うアーニャの、
お腹の左下(腰骨?)に入れた「夢舞」というタトゥがあった。
日本人のタトゥ・アーチストに入れてもらったらしく(ホッ。
線が一本多かったりしたらどうしようかと思った)、
とてもキレイな字でバランス良く描かれていた。
これでアーニャも日本人だ~!と、とても嬉しくなった。
きっと彼女はそれを見る度に、旅での楽しい思い出と、
舞うように夢を追う大切さを思い出すに違いない。
ちなみに、こういった日本語のタトゥは、世界的に
とても流行っているらしい。
私はオーストラリアにいた時にも同じような相談を受けたことがある。
友達になったカナダ人の女の子が、
“Overcome myself”という漢字のタトゥを入れたい、と
相談してきたのだ。
「自分を越えたい」、「自分の弱さを克服したい」…
「自分を愛そう、受け入れよう」というモットーを持つ人は
結構いると思うけれど、彼女は決して今の自分に満足するのでは
なく、とことん自分の中の弱い部分を超越したい、という
強い想いを抱いていた。確か当時20歳だった彼女は、一見
ファッショナブルな今時の若い子って感じだった。
でもじっくり話していると、旅を通して自分を変えようとし、
自分と格闘しているたくましい姿が見えてきた。
さまざまな誘惑がある中で、自分の意志を貫き、強くなりたい。
そんな時に、「Overcome yourself」というタトゥを見て、
自分を奮い立たせたい、と彼女は説明してくれた。
私は考えたあげく、「我越」という字を薦めた。
四文字熟語を教えてあげたかったけれど、
どうしても適当なのが思いつかなかったのだ。
彼女はとても喜び、次行く町(メルボルン)に着いたら
入れる、と言っていた。その後、彼女の連絡先を
失くしてしまい、連絡が途絶えてしまったのだが、
果たして本当に入れたのだろうか?
私は今でも良く彼女のこと、そして「我を越える」という
言葉を思い出す。
私が旅が大好きな理由、それはこういった「頑張ってる人たち」に
沢山出会えるからだ。多くのことを犠牲にしてでも、
常に「攻め」の姿勢で生きること。そのエネルギーを
分けてもらえることは、私にとって何よりも宝となる。
早速ホームページも拝見しました。感動!!本当にいろんな国を旅してるんですネ。うらやましい・・・!!
それから『チェ・ゲバラの遥かな旅』も買いました♪通勤電車で読んでます。
また、ぜひ旅話聞かせてくださいネ
チェ買ったんですね~☆いいでしょ、カッコいいでしょ?! おじいさんじゃないでしょ?!
またいつでもレッスンに来て下さいねー。im looking forward to seeing you!!