bon voyage!

ボディボーダー・ママののんびりオーストラリアライフ

tsunami が生んだ、カバとカメの絆

2005-01-09 | Weblog
津波が起きてから約2週間が経とうとしています。
悲惨な状況が日々ニュースで流れている中、
こんな心温まるニュースも舞い込んできました。
ある赤ちゃんカバとカメのお話です。

ケニア沖に押し寄せた津波で、被害に遭った多くの野生動物が
モンバサという港町の動物保護施設に保護されました。
その中で、一匹の赤ちゃんカバ(写真左、推定1歳)と、
推定100歳のカメの間に強い絆が生まれたようです。

オーウェンと名付けられたこのカバは重さ約300キロ。
26日に津波が押し寄せた時、彼は(引き潮で)サバキ河を通して
インド洋まで流され、その後再び津波の波によってケニアの海岸に
押し戻されました。幸いその後レンジャーによって救出、この施設に
保護されました。

「信じられない話ですが、わずか一歳のカバが100歳のオスのカメを
まるで母親のように慕い、カメも喜んで“母親役”を引き受けています。」
とこの施設の生物学者、ポーラ・カフンブさんは話します。

「波に流され母親を失ったこのカバは、トラウマでショック状態に陥っていました。
代理母を必死で探していたら、ちょうどこのカメと出会い、強い絆が生まれた。
二人はそれ以来いつも一緒で、泳ぐのも食べるのも寝るのも一緒です。」

カバは、母親にするのと同じように、どこにでもカメの後について回ります。
誰かがカメに近づこうとすると、カバは母親を守ろうととても攻撃的になります。

「このカバはまだ赤ちゃんで、とても無防備な状態で独りの身になってしまいました。
カバはとても社交的な動物で、4年間は母親と一緒に生活します。」と係りが話します。


2 コメント

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感動! (KOJI)
2005-01-19 11:24:53
むむむ、感動しました。



素敵な記事を読ませていただきました。



ありがとうございます。
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Unknown (りの)
2006-11-30 14:36:59
絵本はでますか?
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