発症すると発熱や腹痛などの症状が出るE型肝炎ウイルスに感染した患者が、昨年は146人に上り、過去最多だったことが国立感染症研究所のまとめで分かった。ウイルスは豚を中心に動物の生肉に含まれ、厚生労働省は27日の分科会で了承を得られれば、豚肉の生食禁止を正式決定する。
感染研によると、2014年に国内でE型肝炎ウイルスに感染し、全国の保健所を通じて報告があった患者は146人で、統計を取り始めた03年以降で最も多かった。15年も5月10日時点で68人に上り、14年を上回るペースという。
12~14年に報告された患者の感染源の内訳は、豚が最も多く、イノシシ、シカと続いた。E型肝炎の潜伏期間は平均6週間と長いため感染源の特定は難しく、不明のケースが約6割を占めている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150526-00000011-jij-pol
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