amaranth

1. アマランス。
2. 伝説上の不死の花。

35mm

2020年10月28日 | 写真
F2を使っての屋内での写真撮影用にと35mmレンズを手に入れた。引きの無い空間では50mmという焦点距離はちょっと長すぎるという経験がこれまでに多々あり、少しだけ画角の広いレンズが必要だろうなと考えたのだ。
広角レンズなら光量の少ない屋内にあって50mmを使っている時よりも遅いシャッタースピードまで手ブレの心配無く使えるメリットも大きい。それ故に開放F値は1.4、これも外せないなと。
この条件に当てはまるレンズを色々調べた結果、カール・ツァイスのディスタゴン35mm/f1.4に白羽の矢を立てた。
俺は一眼レフカメラで焦点距離35mmというレンズを使うのは実は初めて。24mmのような派手なパースペクティブとは無縁の落ち着いた広い画角はとても新鮮だった。

そう言えばこれは手にしてから知ったのだが、このディスタゴンは非球面レンズを使っているんだね。


プラナー50mmと比べるとやたらとデカいし重たい。重たいのはまあいいのだがサイズはもう少し小さいほうが好み。しかし銀縁は本当にお洒落。加えてプラナーと同様にフォーカスリングを回した時のぬるっとした感触がとても気持ち良い。

F2

2020年10月11日 | 写真
俺としては恐らく10年ぶりとなる新しいカメラの購入だった。
これまではマミヤRB67とキヤノンEOS-1Vの2台(に加えて只今修理中のコンタックスT3)とiPhoneで特に何の支障も無く写真を撮っていた訳だが、EOS-1Vのメーカー修理対応期間が2020年10月31日を以て終了(※注)となるに当たりフルオーバーホールをお願いしようと考え、それに備えて予備機を用意しておこうと思い立ったのだ。
(※注)メーカーサポートは2025年10月31日までです。ご安心を。

予備機については機材の冗長化という意味で当初は同じ1Vにしようと考えていたのだが、この際全く違う趣向のカメラを導入するってのも悪くないかもとある日突然魔が差し、巡り巡って機械式一眼レフカメラの最高峰と称されるニコンF2に行き着いた。
まず『F2』という名前に痺れましたよ。1でも3でもない、F『2』。最高。
で、マミヤもそうなんだけど機械式(電気を使わず機械仕掛けで動作する)というところにも惹かれた。きちんとメンテナンスさえしていればいつまでも使えるという安心感が堪らない。

そんな訳で幸いにも程度の良い中古品を探し出すことに成功し購入と相成った次第。しかし購入できたのはボディだけだったので、レンズを別に用意しなければならない。俺は約40年の写真歴の中でニコンのカメラは一度も使ったことが無く、F2に合うレンズは一つも持っていなかったのだ。
色々考えた末にカール・ツァイスのプラナー50mmを手に入れ、晴れてF2で写真を撮れる環境が整って今に至る。

しかしニコンの操作系、、何から何までキヤノンと回転方向が逆で結構戸惑う。同じ方向に回すのはフィルムの巻き戻しクランクくらいっすよ。
それと個体差もあるのかもしれないがこのF2とプラナーの組み合わせはオーバーインフになるので風景の撮影などでピントを無限遠に合わせたい時にちょっと気を遣う。


プラナーの銀縁がF2のシルバーによく合ってるんじゃないかな


写真を撮るのに必要な最低限の装備しかない操作系。わびさびすら感じる笑