amaranth

1. アマランス。
2. 伝説上の不死の花。

フィルムの限界とデジタルの可能性

2020年11月15日 | 写真
フィルムではどうしてもできないがデジタルならばできること。その筆頭(東の横綱)は暗所での手持ち撮影だと思っている。
言い換えると超高感度ISOでの撮影ができるということ。これだけは本当にデジタルが羨ましいと感じる。

俺は夜や夕方に写真を撮る時は三脚を携行するのだが、肩や首にぶら下がる”特等席”はカメラ本体が占めるので、必然的に三脚は手に持って街中をうろつくことになる。するとどうしても片手が塞がってしまう。で、これが意外と不便なんだよなー。
そういう時、高感度ISOを使って撮影ができるデジタルならば三脚が無くても夜景を撮れる。屋内などの光量の少ない場所でも手振れの心配無く写真を撮れる。これは便利だ。

俺はデジタルカメラには基本的に必要性を感じないのだが、唯一これなら買う価値はあると思わせる素晴らしいカメラが存在する。ソニーα7Sだ。
あえて画素数を低く抑えて超高感度ISO領域でも綺麗な画を撮るという1点に特化しているモデルなのだが、高画素数や高速連写、手振れ補正などという(俺にとっては)どうでもいい機能を売りにしているカメラが多い中、この強烈な振り切りぶりがすごい。マジですごい。

今も昔もソニーのカメラには何の魅力も感じないが、このカメラだけは別。ここにはフィルムカメラがどうやっても叶えることのできない写真の可能性という存在意義がある。
すごいすごいと言っておきながら三脚があれば俺としては何も問題は無いのでこのカメラを買う予定もつもりもないが、デジタルにはデジタルの魅力があるということは知っておきたいと思った次第である。

ちなみに、、『フィルムではどうしてもできないがデジタルならばできること』の2番目(西の横綱)に来るのはホワイトバランスの自動調整だと個人的には思っている。


夜のドトール。三脚を立てて撮ったやつ。ブログにアップするために頑張ってリバーサルの原板をiPhoneで撮ってみたのだが、なんか汚い。