7月1日からチュラロンコーン大学文学部の外国人向けタイ語講座のレベル2に通い始めて、早や2週間が経過した。レベル2の三分の一が終わったことになる。1-2月に受講したレベル1では、会話に力点が置かれ、教科書もIPAという国際音声記号と英語で書かれているので、タイ語の知識がゼロの入門者でも、頑張れば何とかやっていける。ましてや基礎知識のある生徒なら、高得点での修了を狙うことができる。これに対し、レベル2ではタイ文字の習得に軸足が移るので、難易度が格段に高い。レベル1とは全く異なる言語を学んでいるかのような錯覚さえ覚える今日此頃である。
少し詳しく説明すると、前半の3週間で、①タイ文字の種類と形、②綴りの規則と特殊事例、③綴りと発音および声調(トーン)の紐付け、を一気にそして徹底的にやってしまうのだ。つまり、「3週間後には、文章の意味は分からないかもしれないが、生徒たち全員が、タイ語で書かれた文章を声を出して読める」ことを先生は求めている。従って、教科書の70%を占める前半の理解度が不十分だと、後半はお手上げになるという強迫感に苛まれる。
私の場合、レベル1と2の間に4か月の猶予があったので、①と②を予習することができたが、音感に乏しいこともあって、③で心労が重なっている。授業でも③が中心で、生徒たちは次々と指名されて、パターン化された綴りをひたすら発音する。毎日の宿題も、レベル1のようなカッコに入る単語を選んだり、単語を並べ替えて正しい文章にしたり、質問に対する答えを書いたりするものではなく、音声ファイルを聴いて相当する綴りを選んだり、聴いた音をそのまま文字にする問題になる。最後に来る声にならない子音(Dead Syllable)や似た発音は、老いた耳には区別し難く、また、採点されるまで正解がわからないので、毎日が針の筵に座っているかのようだ。
そんな中、4回ある小テストの1回目が行われた。先生の前でタイ文字の単語を読むのが10問、音声ファイルを聴いて相当するタイ文字を書くのが20問、計10点満点である。模擬問題や宿題を何度も聴き込んで臨んだのだが、結果は7.25点。クラスの優秀なレディー達は軒並み8点越えで、大きく水を開けられてしまった。暗記ではどうにもならないので、こればっかりは繰り返し何度もやるしかない。学校は相変わらず楽しいのだが、前途多難だ。
ディクテーションテストは私も苦労しましたが、これを乗り切ればリスニングスキルも一段と高まるので、最後まで頑張ってください!
TH2で一通り文字が読めるようになったら、TH3ではいきなりプレゼンですからクラス毎のレベルアップ感が半端ないですよね🤣
授業もクラスターに入り、文字としては省略される母音や低子音字の前に付く子音によって変わるトーンに悩まされています。