今回はMichelinie、McFarlane時代のThe Amazing SPIDER-MAN (“ASM”)。ASM 309号、310号について。
筋書をDavid Michelinie、画をTodd McFarlaneがそれぞれ担当している。インクもMcFarlane。ASM 310号ではMcFarlaneが忙しすぎたのか背景をTerry Fitzgeraldが手伝っている。
最初に粗筋。Mary Jane (“MJ”)がストーカーJohnathan Caesarに誘拐された。行方を探すSPIDER-MAN。その姿を見たストーカーは殺し屋を雇う。310号ではPeterが大学院に戻って勉強を再開する。アメリカの良いところは、一旦勉学を中断しても再開できるところ。研究助手の仕事を始めるのだが、そこの博士が何か怪しいことに手を出している。
今回も気にいったシーン、台詞等を紹介。まずは八つ当たりでビルの装飾用ガーゴイルを壊した後のSPIDER-MANの独り言。”I’m becoming the menace Jonah’s Daily Bugle editorials always made me out to be.”新聞社長Jamesonがいつも言っている通りの社会の敵になっちゃってる自分を情けなく思ってるSPIDER-MANの姿が楽しい。
今回出てきた悪人は結構面白い。Styxという名前の、手で触ると物が朽ちていくやつが出ている。能力が全然発揮されなかったのがもったいない。
MJは結局自力で脱出するのだが、これがMJらしくて良いな。Peterに見つけ出してほしかった半面、彼女は単におとなしい女性と描かれていないことに嬉しさを感じる。だからこそ、いまだにSPIDER-MANファンは彼女とPeterが元の鞘に収まって欲しいと思っているのだろう。
昔のアメコミで良くあったのだが、いきなりアクションシーンから始まる手法を取っている。相手はShrikeなる悪党。レーザーを使って破壊しまくる。McFarlaneはDCでBATMANを一時期担当したのだが、このShrikeはそのBATMANを悪人にしたような恰好をしている。もはや遊びだな。
TinkererがこのShrikeに武器を供給しようとするのだが、彼は商売人。お金なしではブツを引き渡さないことから、SPIDER-MANは相手を唐キことに成功する。このオチは好き。
Peterが帰宅したら、お客さんがいて、MJがハラハラするシーンがあるその後の彼女の台詞が良いな。”You’re supposed to scare bad buys not your own wife!”
それから、本題とは関係ないのだが、X-MENと姉妹誌のクロスオーバーイベントの告知がある。懐かしい。画も凄い。SilvestriとAustinだ。この時代のX-MENは凄い。
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