アメコミとラーメン

Guiceに対する評価が変った、1986年のNEW MUTANTS 46号、47号



手に入った順に読んでいるThe NEW MUTANTS (“NM”)レビュー。今回は46号、47号をレビュー。

筋書をChris Claremont、46号の画をJackson Guice、インクをKyle Baker。添付画像は46号の表紙で、Barry Windsor Smithの作品。43号の構図を前回褒めたんだけど、人数が増しても良い構図で描くな。ただし、Kittyの画だけ好きじゃない。

一方、中身を描いているGuice。X-FACTORの最初の方は彼の画だった。その頃の彼の画はもう一歩ピンと来なかったが。今回のNMの画は非常に良い。インクのBakerとの相性が良いんだろう。Guiceへの評価鰻登り。

丁度この話は1986年のX-MENを中心としたイベントMutant MassacreでMorlocksがMaraudersに襲われX-MENが助けに行った直後の話になる。傷ついたMorlocksの面々を介護する懸命の努力をするNM達だが、どうも力不足。そんな時にニューヨークに住むShanの兄弟達との連絡が途絶えた。後半は忘却界と過去とを行ったり来たりしながらMagusから逃げるNM達。

この頃から、MagnetoとNMの面々との間には大きな溝が出来ているのが印象的。そんなMagnetoのRobertoに対する叱責。”DaCosta, had that module been damaged, your carelessness would have cost lives.” 高校ぐらいで勉強する仮定法過去だね。それから、名前じゃなくて苗字で呼ぶところもャCントかな。

後半でWarlockの父Magusの襲撃に会うのだが、この辺の息も尽かさぬ展開はアメコミならでは。前半は退屈だったが、後半は結構楽しめた。

過去は何と1300年頃のスコットランドにタイムスリップ。スコットランド出身のRhaneが歴史上のスコットランドの英雄Robert the Bruceと親交を深めるのが印象的。日本では鎌倉時代末期。

Robertoが単身Illyanaの救出に向かったことに対するRobertoのコメントとそれに対するIllyanaの応え。R ”I’d have done the same for any new mutant.” I “What mattes chum…is that you did it for me.” 何か十代の青春テレビドラマみたいな台詞がキュンと来るね。
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