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いつものルーティンAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)の828(27)号を読み終えたのでレビュー。先月読んだ827(26)号と合わせてね。(Legacy Numberとカッコ内はSpencer後の号数。)
筋書をNick Spencer、画をKev Walkerの画を、インクをJohn Dellが担当。添付画像は827号のRyan Ottleyによる表紙。これ1枚で面白い。悪人酒場では、トランプは、皆がイカサマをしているという前提で挑んでいるということだな。Walkerの画はそれ程すきじゃない。特にSPIDER-MANのマスクが全然ダメ。だけど、827号の最終ページの悪人大集合のシーンだけはカッチョ良いので好き。
いつも通り粗筋。Kingpinが長年探し続けたお宝を先にBoomerangが奪ったらしい。May伯母さんが再興しようとしているホームレスの施設をBoomerangが手伝っているところに、女性だけの悪の組織、Syndicateが彼を襲うため現れた。ASM 825号では戦闘の末、Boomerangが捕まってしまう。
ASM 827号では2つ知的に面白いシーンがあったので、紹介。Kingpinが勤務する市庁舎の地下に隠されていたお宝を見せ、”Pretty brazen you ask me.”と語りかけた発見者。Brazenには真鍮製のものという意味と厚かましい(市庁舎の地下に宝を埋めて厚かましい)という意味がある。
もう一つ。前号でElectroを救い出したBeetle。彼女は悪の組織を組成中。BeetleはElectroを雇いたいらしいのだが、その悪の組織は401Kや託児所付き。日本の一般企業より優れている。その中でElectroに書いて欲しい書類はW-9。これ最近アメリカの同僚と話したので記憶に新しかったのだが、所謂日本でいうところの雇用契約ではなく、フリーランスの人に書いて貰う書類。ちょっと自分の仕事と関係していたので面白かった。
ASM 828号は、Boomerangの厚かましさ全開。BeetleやElectroを裏切っておいて、馴れ馴れしく彼女達との仲良し振りをアピールする。挙句の果てのBoomerangの言い草、”We had good times, too.” 凄い。
(Sinister) Syndicateの名はどうやらBoomerangが持っていたらしい。彼が不平を述べても、Syndicateのメンバーに”You shouldn’t have let the domain expire.”と切り捨てられる始末。Spencerの台詞はテンモェ良くて本当に楽しい。
ちょっと良いなと思ったのが唐ウれる前のBoomerangの台詞、”SPDER-MAN and Boomerang are finally teaming-up.” SPIDER-MANがマンザラでもないだけでも良いのに、Peterは本当にBoomerangのことを友達のように感じているところが一番の見どころ。
最後にPeterのもう一人の同居人Randyのデート相手がSyndicateの発起人Beetleというのがギャフン的サゲ(オチ)だね。ナイス。