これといってブログのネタがありません。
そういえば、ブログタイトルのアルファロメオカテゴリーの記事はずいぶん長らく書いてませんが…
うちのペッピーノさんは変わらず毎日元気に動いてくれて、元気過ぎてとくにネタもないので。
今日のところは、民衆が権威者・権力者に自ら隷従したがる悲劇、というテーマについて語った…
16世紀フランスの思想家、エティエンヌ・ド・ラ・ボエシの著作『自発的隷従論』からの一節を…
ここに転記させていただくのみとします。
「敵」というのは政治的な支配者たち。「あなた」というのはまさにあなた、一般民衆のことです。
あなたがたが、自分からものを奪い去る盗人をかくまわなければ、自分を殺すものの共犯者とならなければ、自分を裏切る者とならなければ、敵はいったいなにができるというのか。
あなたがたは果実を種から育てながら、わざわざ敵が荒らすに任せている。住まいに家財を整え、蓄えながら、わざわざ敵の略奪の餌食としている。
娘たちを育てながら、わざわざ敵の淫欲を満たす道具としている。あなたがたが子どもを育てても、そのうち敵はその子らを戦争に連れて行き、殺戮の現場へと送り込むようになる。
あなたがたが身を粉にして働いても、それは結局、敵が贅沢に耽り、不潔で卑しい快楽に溺れるのを助長するばかりなのだ。
今から500年近く前、日本では戦国時代の真っただ中にあったころ、このようにして民衆を目覚めさせようとした人間がいたこと…
そして遥かな時空を超えて、いまだに同じことが繰り返されていることに、驚きます。
もういいかげんに、そういう馬鹿なまねはやめましょう!