海へ
金子 みすゞ
祖父(じい)さも海へ、
父(とと)さも海へ、
兄さも海へ、
みんなみんな海へ。
海の向こうは
よいところだよ、
みんな行ったきり
帰りゃあしない。
おいらも早く
大人になって、
やっぱり海へ
ゆくんだよ。
( 『 金子みすゞ てのひらの詩集 1 』 より )
夜空の星を眺めることは、宇宙の過去の姿を見ているのだそう。
逢いたい人のことを思うとき、つい、夜空の星を見上げたくなったり、
“ 星に願いを ” なんて、思ってしまうのは、
大事な、遠い過去の記憶が、そこにあるからだろうか。
宇宙には、 数えきれないほどの、たくさんの星、そして銀河があって、
目には見えない 「 ダークマター ( 暗黒物質 ) 」 というものが、存在していて、
無数の泡のようになっているらしい。
わたしたちの住む地球は、水が多く存在している星で、海によって支えられている。
海の恵みに。その中にある生命に。
そして、そこにも、無数の泡が、存在している。
なんて、不思議な “ 偶然 ” なのだろう。
遠い、遠い、空の上の宇宙の彼方で、星が亡くなって、そのおかげで、星が生まれて …
ものすごい長い間、そのくり返しを、数えきれないほどしてきている。
まるで、地球の生きものと同じように。その中の人間と同じように。
Libera, DO NOT STAND AT MY GRAVE AND WEEP (2004)
(libera)Do not stand at my grave and weep-Minyung C
【合唱版】千の風になって
( 動画が消えていましたら、ごめんなさい )
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