火龍果の森

孔雀仙人掌、月下美人、火龍果、シャコバ、イースター等、主に森林性サボテンの栽培記録(検索機能で気になる仙人掌をどうぞ)

「黒百合」の開花

2013-05-12 00:00:00 | その他
孔雀サボテンの鉢には、一つも花が咲いていません
悔しいからではありませんが、「黒百合」が開花したので


ド~ンッ!
と、一枚目はアップで写しました
もっとも、花茎は3.5㎝と小さな花です

「黒百合」ですが、当然ながら黒い花ではありません
このあと、徐々に引いて撮影して行きますが
だんだん黒っぽく見えるようになると思います


まだまだ、茶色がかった紫ですね


この辺りから見ると、少し黒っぽく見えませんか?


まあ、こんなもんですかねえ?

この「黒百合」
高山植物で、当地方の中央アルプス・駒ケ岳に登る途中
お花畑などに「駒草」などと共に咲いている花です

勿論、私の家にあるのはそこから採って来たわけではありません
北海道で、園芸用に栽培しているものです

よく、可愛いからと高山から採っていかれる方もおられるようですが
当然ながら、犯罪です
それに、標高二千メートル近くの植物を採ってきても
簡単には栽培することも難しいですしね

北海道から球根を買ってきましたが
最初の花が咲くまでに、3~4年かけて当地方の気候に慣らさせました
そして、今住んでいる場所がそこより更に百メートルほど下なので
また、慣れるまでに2~3年かかりましたよ

孔雀サボテンや、ドラゴンもそうなんですが
園芸品種として改良されていても
やはり生き物なので、その地の環境や気候に慣れないと
上手く咲かなかったり、育たなかったり
そんなことも多々あります

植物ではありませんが
かって、アフリカのある国で
高地に住んでいた部族を、海沿いの地方に移住させたことがあったそうです
勿論、事情もあり、暮らしやすい地域を選んだんでしょうが
結果は、その部族は全滅してしまったそうです

環境が変わるということは生き物にとって
生存する為に如何に大変なことなのか
考えさせられるところです