木の実、花の実、私の身

花が咲き終わった後、実をつける。
この実をよぉくみると、実にいとおしい。

老犬ぽんた

2011年08月16日 | 日々の想い
ご縁に感謝いたします

東洋占術コンサルティングの「条光」です


我が家には17歳と5か月の愛犬がいます。

1994年3月28日生まれ

パピヨンのオスです。

名前は「ぽんた」


私が東京から富山に引っ越してきたその日に生まれた犬で、

何匹かいた中で一番健康そうなぽんたを選びました。

子どもたちが一軒家に住むんだったら犬が欲しいといって飼うことになりました。

小さい時はそりゃ可愛くて、何をするにも可愛くて可愛くて…

そのうち子どもの遊び相手には欠かさなくなったものの、からかったりすると

ぽんたも本気になって怒ってかみついたり、いつの間にか子どもたちよりぽんたの方が

上の立場になってしまい、自分の都合の良い時にだけしか面倒みなくなり、

結局私がすべて面倒をみるようになりました。


ぽんたも年頃になり、恋人ができました。

「りこ」ちゃんという同じパピヨンのメスです。

発情期になると落ち着きなく隙をみては脱走してりこちゃんの家に走っていきます。

家の中では放し飼いだったので、子どもが玄関を開けっぱなしで出ていくと

隙を狙っては脱走するので、何度追いかけたことか

ある寒い日、ぽんたを探してもどこにもいません。

りこちゃんの家を訪ねても居ない様子で、夜になっても帰ってきません。

一晩中探して心配していました。

朝方りこちゃんの家族から見つかったと連絡がありました。

近所の人が一晩中用水路で鳴いている犬がいると教えてくれたそうです。

寒さの中でぶるぶる震えていました。

きっと、りこちゃんに会いたい一心で危ない用水路を渡って行ったんでしょう。

やっぱり健康な犬なんでしょう。家に帰ったら何事もなかったように元気いっぱいになりました。


そのぽんたも私たちの家庭の都合上、金沢に一緒に引っ越しくることになりました。

金沢に来て三回引っ越したのですが、その都度借りてきた猫?じゃなくて犬のように

おとなしかったのは最初だけで、やっぱり隙をねらって逃げ出す癖はどこにいっても変わりませんでした。

今の家に引っ越してきてから、ぽんたも12歳になっていました。

以前に比べると少し落ち着いてきていました。


その中で息子の死を迎え、悲しみと苦しみの絶望のなかで、ぽんたはずっと寄り添っていてくれました。

台所に立っている時も、ソファで寝ている時もお風呂に入っている時も、何をするときも私の後ろをついてきて

ずっと「ここにいるよ」「大丈夫だよ」って言ってくれているような顔をしていました。

あれから5年と6カ月…

ずっと寄り添ってくれていたぽんたも人間と同じで、耳も聞こえにくくなり、目も見えにくくなり

歩行も困難になり、あちこちぶつかって歩いて、食欲もなくなり、

今は水しか受けつけなくなってきています。


ぽんたは我が家の最高のセラピストです。ありがとう。


では、また







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