ご縁に感謝いたします
東洋占術コンサルティングの
「条光」です
認知症の一つにアルツハイマーという病気があります。
まだ初期の段階では記憶がハッキリしている時もあるので、
自分が壊れて行くのがわかり、ものすごく不安と恐怖と悲しさや寂しさがあるようです。
考えてみると、今までの生活していた空間から、突然施設に生活が変わってしまい訳ですから
戸惑うのもしょうがありません。自分で理解して施設で生活するのはいいのですが、
残念ながら認知症の方の場合は家族と施設との合意で入所となる場合が多いです。
いろんな方を観ていると、苦しみや悲しみの度合いがそれぞれ違っているように思われます。
今まで生きていた過程の中で、親や親せき、出身、学歴、さまざまな地位の高い経歴の擁壁を持ち、
また、自分自身も第一線で活躍してきた経歴という鎧を身にまとい、それらがずっしりと自分に
のしかかっているのですから、さぞ、苦しく辛いんだろうなぁと思います。
同じ病気でも、自分の生きてきた過程の中で何にも縛られず、こだわらず生きてこられた方は
案外、施設の生活を受け入れて自分なりの楽しみを見つけているようです。
普段から擁壁や鎧を身にまとって生きてる方も、どっかで鎧を外して、擁壁が無くても
安心して過ごせる時間と空間があるといいですね。
いつか擁壁も鎧も要らないことに気がつけば安心して暮らすことができるんじゃないかと思います。
では、また