木の実、花の実、私の身

花が咲き終わった後、実をつける。
この実をよぉくみると、実にいとおしい。

昔の記憶

2011年09月12日 | 日々の想い
ご縁に感謝いたします

東洋占術コンサルティングの「条光」です





認知症の方の介護をしていますと、子どもの頃の出来事は本当の詳細に覚えていることに

感心いたします。

先日、あるキーワードを口にした途端、子どもの頃の辛かった出来事が湯水のごとく出てきました。

五分前の出来事はすぐに忘れるのですが、実に詳細に、その頃の出来事や心情を事細かく

話して下さいました。


子どものころに親に見捨てられた気持ちが80歳を超えた今でもずーっと残っていて、

生まれ年や名前の語源などから全て自分の生い立ちに結び付けて、だから私は不幸なんだと。

だから今はこんな状況なんだと。


…記憶って何でしょう。

もし、その記憶を塗り替えたらどうなるのでしょう。

…実はお母さんは、あなたの事をとても大事に愛していたけれども、

どうしようもない理由があって離れざる終えなかった…

今でもずっと、あなたの事を愛しているよ。

と周りから言い聞かされていたら…

…実はお母さんは、もうこの土地、家に居たくなくて、あなたを捨てて出て行ったんだよ。

薄情な人だよ。子どもを捨てて出て行くなんて…

と聞かされていたら…


事実はお母さんは、ただ出て行った。

それだけ。

それに色をつけて物語を真実だと記憶して今を作り上げている。


記憶って自分が受け取った創造。創り上げたものだと思う。

だから、いかようにも今の自分の人生を塗り替えられるんじゃないかと思います。

では、また






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