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米軍駐留の訳

2014-01-30 06:04:24 | 日記
なぜアメリカが日本に駐留しているのかがやっと分かってきた。
日本は大東亜戦争でアジア大共和圏を形成しようとしたが、この時、軍が共産主義思想に染まってしまったのだ。

それまで、日本は黒船の来航によって軍国化し、明治維新後、自由主義に移行していた。
しかし、関東大震災や第一次世界大戦、世界恐慌と徐々に財政悪化しながら、石炭の採掘が枯渇し始め、石油や石炭をアジア圏に求め始めたのではないだろうか。
この、アジア進出の際に自由主義から共産主義へ思想転換した為、アメリカに敵対する国家となってしまったのだ。
この頃、アメリカでは石油が自噴し、石炭から石油の時代へと移行していた。この事も日本にとって脅威であったに違いない。

この様な思想転換が再び起きる事を恐れたアメリカは、軍を駐留させ、共産主義思想が再び台頭しない様にしようとしたのではないだろうか。
この事から導き出されるのは、もしアメリカ軍基地を減らしたければ、①日本が共産主義に染まらない事を確約する。②中国が自由主義国家に移行する。③アジア圏全体が自由主義国家に移行する。この三つが成立しなくてはならない。

もう一つの方策としては、逆にアメリカが共産主義に穏便な国家になるという方法が考えられる。
ベースが自由主義であるので、共産主義を理解することが果たして出来るのであろうかという疑問もあるが、オバマ政権はそれを政策で実行しようとしている様だ。
また、共産主義思想をナチュラリズムとして理解し始めている様にも思う。

基本的に共産主義国家が枢軸国となって他国に攻め入るという事は考えにくい。なぜなら共産主義国家は変化に乏しく持続的であるからだ。
それよりも、世界平和を壊しているのは自由主義であり、戦争の根本原因は自由を希求する暴動行動にある。法を無視し法を破壊する行為が自由主義だ。
中国が攻撃的になっているのも自由主義が台頭し始めているという事であり、アメリカはひそかに歓迎しているかもしれない。

共産主義の最大の欠点は、持続的で変化に乏しい為に競争力が失われ易い点だ。
自由主義の下で次々と発案される新しいアイデアに対抗し難い。
自由主義は弱肉強食だがそれだけにチャンスが平等に存在し希望が持てると言える。
自由と平等は水と油で、自由の中に平等は存在しないがチャンス(機会)だけは平等だ。弱肉強食がランダムに発生する事が自然そのものの特長だと言える。

まとめると、①自由主義の欠点は法が存在せず持続性が無い為に戦争になり易い②共産主義の欠点は機会が平等ではなく競争力が乏しいので弱体化しやすい。
日本は戦争(自由=競争社会=繁栄)を取るか平和(平等=同じ事の繰り返し=衰退)を取るかの究極の選択を迫られている。
どちらにしても、時間と共に再び入れ替わるだけなのだろうか。恒久的な繁栄はありえず、恒久的な平和もありえない。