川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

9/5(土) 予報士の語彙を試しに来る10号

2020-09-05 | 川柳

 

今日の川柳

 

予報士の語彙を試しに来る10号

よほうしのごいをためしにくるじゅうごう

 

                                                                                        ひまわり画像 2020/9/4

とんでもなく強い風が吹くらしい。

予想される最低中心気圧、915 hp。相当強力な台風10号。

予報士もその大きさに戸惑っているようす。 

 

無派閥が派閥の神輿でヨイショされ

むはばつがはばつのみこしでよいしょされ

 

派閥抗争のなれの果てか。

このようなこともあるんですね。

 

 

目覚めてもようやく暗い朝となり

めざめてもようやくくらいあさとなり

 

ここ横浜も日の出は5時過ぎになってしまった。

 

 

八月投稿句

七月投稿句

六月投稿句

五月投稿句

四月投稿句

三月投稿句

二月投稿句

一月投稿句

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9/4(金) 亭主退き訳知り女房壇に立ち

2020-09-04 | 川柳

今日の川柳

 

亭主退き訳知り女房壇に立ち

ていしゅのきわけしりにょうぼだんにたち

 

立候補の意思を表明。

出自から始めて想いのたけ開陳する。

 

四十度燕のスプーンもひん曲がり

よんじゅうどつばめのすぷーんもひんまがり

 

台風9号に伴う南風によるフェーン現象が発生。

国内の最高気温の記録を塗り替えてしまった。

 

 

耳学問源氏更科方丈記

みみがくもんげんじさらすなほうじょうき

 

ラジオ深夜便。

更級日記を加賀美アナの朗読(解説付)で聴く。

高校の授業もこうであったらと思うほど面白い。

高校では楽しむ前に文法にやられてしまった。

この歳になるともはや活字を追うのは億劫。

新聞はともかく古典や小説、エッセイは目で読まず、耳で聴いて味わいたい。

 

八月投稿句

七月投稿句

六月投稿句

五月投稿句

四月投稿句

三月投稿句

二月投稿句

一月投稿句

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9/3(木) 日本でもポスト使わぬボス選び

2020-09-03 | 川柳

今日の川柳

 

10号が奴に負けぬと奮い立ち

じゅうごうがやつにまけぬとふるいたち

 

 

昨日小笠原付近で生まれた台風10号。

これから大きくなって西日本直撃の恐れ。

最低気圧も9号に負けず劣らず930hp.くらいまで下がる猛烈台風になりそう。

 

 

日本でもポスト使わぬボス選び

にほんでもぽすとつかわぬぼすえらび

 

トランプも郵送による投票を阻止しようとしている。

わが国でも広く党員からの票を拒むようだ。なんとも不甲斐ないことだ。

都合が悪ければ道理を通さない政局。

 

 

腹囲なら忘れちゃいけない若さかな

ふくいならわすれちゃいけないわかさかな

 

 

腹囲へいきたーい!

福井県と言えば若狭です。

 

 

八月投稿句

七月投稿句

六月投稿句

五月投稿句

四月投稿句

三月投稿句

二月投稿句

一月投稿句

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9/2(水) 渦巻も一巻き増えた温暖化

2020-09-02 | 川柳

 

 

 

 

 

 

今日の川柳

 

儘ならぬままで尽き果て九月入り

ままならぬままでつきはてくがついり

 

こんな八月、今年だけにしてもらいたい。

 

 

防災もコロナの前では意気地なく

ぼうさいもころなのまえではいくじなく

 

昨日9/1は防災の日。

コロナ禍の最中、多くの防災訓練が中止の羽目に。

 

 

渦巻も一巻き増えた温暖化

うずまきもひとまきふえたおんだんか

 

 

2hp.ごとに引かれる等圧線。

これからの地球は温暖化との戦い。

 

 

八月投稿句

七月投稿句

六月投稿句

五月投稿句

四月投稿句

三月投稿句

二月投稿句

一月投稿句

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八月投稿句

2020-09-02 | 川柳

 

8/1

政宗が渋々参じる宇都宮

月見草電信柱もよく似合い

ぶぶ漬けをようやく喰うて長居梅雨

8/2

梅雨明けを一年待ったよな今夏

コロナより票を集める夏休み

アベマスク殿に仕える身の辛さ

8/3

遅かったお詫びにメリハリつけました

先生からまずPCRお故郷入り

自転車がゆうに自動車抜く時代

8/4

十日間あの手この手のシャクリ戦

川柳も実践派には敵わない

梅雨明けど日本の夏は痩せ細り

8/5

カップルも遠慮してはる手は離れ

CMで美味い美味いというジュース

詰め合わせコーヒー誘う世界旅

8/6

原爆もコロナも宿痾人の業

カブキ町ミナミにサカエ子も覚え

盆休み帰る帰らぬ押し問答

8/7

橋脚も作らず十八番の橋渡し

くま蝉は今は虫けら餓鬼もいぬ

禅問答よろしく巷の盆問答

8/8

土産だけ交換しようか今年の盆

通信簿うつってくるなと学期終え

ハイビスカス一日一輪深情け

8/9

水面揺れメダカ十二匹恙なく

朝一番ラインで届く孫の筆

来るならば早く帰れの盆となり

8/10

ガラガラとうがいで大阪夏の陣

黒づくめ紋付羽織のアゲハ蝶

一休もこの難局に解持たず

8/11

コロナ禍や自由に枠はあるなしや

くま蝉は高い梢で鳴くがよし

アベ車頼りのナビもサジを投げ

8/12

ありがとうたまにはあんたがんばれと

アクセルもブレーキも失せアベ車

金太郎らしきイワシに骨はなく

8/13

アリマキも世話役不在この暑さ

大雷雨諫めてみたが容赦せず

柿の蔕(へた)しつこいシャクリピタと止

8/14

この暑さ折り畳んで仕舞う夜

空雷雨虹を残してまた明日

孫娘預かり婆は蘇り

8/15

大戦と震災疫病寄る齢

惑わされオーボエ奏者は席を立つ

憎々しシミのCM弱み突き

8/16

厭戦の人生百年一文字

8・15孫の嵐が吹き荒れる

ワーケーション残してパンチの三枝子逝く

8/17

大文字字画足りぬが役果たし

頼られて塾への送り顔が立ち

深夜便昼間に聴いて夜眠る

8/18

楽聖がここぞ謳えと第九番

エコバッグ持てば持ったで気もそぞろ

俺コロナ執行猶予の浪花節

8/19

小田原で鯛めし買って往く八里

へんてこなあっという間の夏休み

WiFiの魔力タンカー底破り

8/20

自律心パンデミックに揺すぶられ

参拝はしといた方がと父は言い

長十郎歌舞伎もどきの名も廃れ

8/21

今日もまた飽きず昼ドラ血を流し

貯金より貯筋というよい報せ

貯金より貯筋というよい報せ

8/22

身を挺し健康寿命を説く院長

夕食の後はアンパンぼくキツネ

そうなんだもっとも怖い人の業

8/23

札束に指紋ドラマじゃあるまいし

日日草猛暑にめげぬ猛者ぶり

水争いそこ退けそこ退けリニアが通る

8/24

大雷雨猛暑ちょっぴり仰け反って

五年経てプルとキックのコツを知り

感想は名人超える十八歳

8/25/

自粛なく細々虫の音ありがたく

誰彼も繋ぐ命や種の起源

貝印女の機微を裏返す

8/26

初物の一匹千円偽サンマ

首長という名の首長竜

首長という名の首長竜

8/27

只ならぬ衰え知らぬ第8号

猛暑中フルーツゼリーのセラピスト

ゴミ屋敷かつては彼方今は其処

8/28

お膝元だもん垂れ幕ご愛嬌

妻子いる家庭で無理強い生産性

入道の夏の終わりの慎ましさ

8/29

獺祭も喝采していた長逗留

I Rガタピシガタピシ横浜市

恐ろしや耳もすんなり汚職事件

8/30

気紛れなボスと懇ろシンゾー評

三蜜を避けて残るは懐手

健康であってなんぼの吾が生業

8/31

大腸の患い妙な情けかけ

翻りわが家の一強恙なく

ドラキュラも姿を消したマスク顔

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする