§ ピックギターNardan NO.100のエレキ化(その3) ピックアップ加工と取り付け §
ピックアップの加工とピックギターNardan NO.100への取り付けをしました。ピックアップは手持ちのハムバッカー。古いギターから取り外して保管していたのもを使いました。
Greco EG420('70もしくは'71)というレスポール初代機に付いていたフロントピックアップです。高校大学とこのピックアップで音を出し、使いまくったので、音の感じはわかっています。このMaxonのハムバッカー程よいパワーで甘い音がします。これをフルアコのピックギターにつけたら良い音がするのではないかと、少し無理をしても取り付けようと思い加工作業に入りました。
まず厚みがありますのでピックギターのボディと弦の隙間に入りません。これを薄くする加工です。写真のように元の形はカバーが2mmほど余分にありますので、これを曲げて厚みを減らしました。
次にボールピースの長さが長く、ピックアップからはみ出ている部分をカットし、ピックアップの厚みにそろえました。
それからピックアップ取り付け用のねじ部をまっすぐ伸ばし、あわよくばピックガードに固定できるようにしました。
この時点で厚さ13mm、ギターの弦と本体隙間は15mmくらいですので、取り付くかな?と入れてみると、ピックアップから出ている線の部分の厚みがあって干渉します。
今度は線の部分のカバーやピックアップ底面金属板を切り取り、線もピックアップ底面にそろえました。
そして、底面の金属でギターが傷つかないように、黒いガムテープを貼り、再びギターへ。
何とか弦と本体の隙間に入りましたが、6弦側の12Fを押さえた時にピックアップがあたってビビッてしまいます。弦高が12Fで2mm程度でしたので、6弦側だけ3mmにあげると、解決しました。
ピックアップ固定はガムテープで行いました。これも本体を傷つけない対処策です。当分はこれで様子を見ようと思います。
ピックアップから出ている線にクリップコードでシールドにつないでアンプを鳴らしてみました。
「おーーっ!!」なかなか良い音。
思ったとおり、深みのある甘い音が出ました。No-Vol/No-Toneですので、Toneを少し絞ってやれば、もっとふくよかな音になるでしょう。
今配線を待っているピックガードと合体するのが楽しみです。
と。ここまで仮組してみたのですが、まだピックアップの後部が高いので、弦と干渉して入フレットはビビってしまいます。
そうです、ピックギターのアーチトップを考慮していなかったのです。
ですから一旦ぎたーからピックアップを外して、ピックアップの後部になる方の中央をまた削ってみました。
そうしたらピタッと決まりました。
もとのEG420のピックアップは面影も無くなりました。
しかしNardanで復活して、これでまた一緒の音楽生活を送れます。
かれこれ50年一緒に暮らしてきたこのピックアップと、これからも仲良くやっていきます。
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