あおいほしのミュージックライフ

ミュージシャンあおいほし(青井保志)の音楽活動や楽器や音楽観をつれづれなるままに書いています。

ギターのネック折れ修理(塗装編)

2018-10-31 21:46:36 | 楽器

ネック折れ接着編の記事に続いて、塗装編を紹介します。

折れたネックがくっついた後は、見栄えを整えます。
接着したてのネックは(写真1)です。

 

 


それをまず、接着剤の跡をきれいにするために、7~8ミクロンのコンパウンドで余分な接着剤後を除去しました。(写真2)

 

 



綺麗になった面に塗装を施します。黒色のスプレーでやりました。(写真3)

 


しばらく放っておいて塗料が乾いたら、塗料を滑らかにするために表面を研磨します。これは2000番のペーパーやすりで水砥ぎしました。(写真4)

 

 


  
さらに鏡面仕上げの1ミクロンコンパウンドで仕上げていきます。(写真5)

 


  
 元通りとはいきませんが、ネック折れの補修跡随分目立たなくなりました。(写真6-7)

 最終的にはこんな感じに修復できました。
 目出度し目出度し(^_^)

 


  

 


しかし・・・
 このギター、もうちょっと問題を抱えてたんです。
それはまた次の記事へ。

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エレキギターのネック折れ修理(接着編)

2018-10-31 05:01:16 | 楽器

 先日衝動買いした可愛そうなネック折れエレキギターを再生してあげようと修理に取り掛かりました。
 
●スカーフジョイントについて
 このギターのネック折れは、スカーフジョイントと呼ばれる部分から折れています。
スカーフジョイントと言うのは、安いギターに見られるネックの製造方法で、ネックヘッドとネック本体を別々の工程で作り、後でそれを接着して1本のネックに仕上げる製造方法です。1本の木を削ってネックを作るより、木材を節約できますし、製造工程が簡単なので、最近の安いギターはこの方法で作られたネックが多いです。しかし2つのネック部品(ヘッド部とネックう本体部)を接着して1本のネックにするわけですから、ちゃんと接着していないと衝撃に弱く、ギターが倒れたりすると折れやすいという事になります。ただ、折れた際にはスカーフジョイントの接着面に沿って折れますので、折れ面が奇麗という一面もあります。
  
  
・・・という折れの性質を考えながら、また、ネックの中心にはトラストロッドが通っているという事を考えながら、接着に取り掛かりました。

 


  
まず、接着すべき折れたスカーフジョイント内部に接着剤を塗ってあげなければいけませんので、1mm~2mmの割れの部分に塗布するため、カッターの刃先にゼリー状の瞬間接着剤を付けて内部へ塗り込みます。


  
 全体的に接着剤が塗られたところで、圧着します。
まずは手で圧着しながら、準備をしていたクランプでティッシュペーパーを当て布代わりにして強力に圧着します。こうして1日放っておきます。

 


  
 翌日、クランプを外すと、目出たく?ちゃんとネックがくっついていました。

 


  
  
ネックがくっついたところで、次は接着面の清掃と塗装と塗装面仕上げですが、それはまた次の記事で。

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Photogenicの黒いレスポール直感で買っちゃいました!

2018-10-30 21:15:04 | 楽器

 

スーパー(コンビニ!?)で買ったギター!!!???
 
昨日、藤沢市民祭り湘南台ファンタジアで演奏したのですが、その前にギターを買っちゃいました。
そう、スーパーでネギやキャベツを買うみたいに。
 
 
昨日はバタバタと家を出たんです。
だから準備してた、カメラの三脚や譜面台を忘れて現地へ行きました。
このところ物覚えの悪い私は譜面台が無いとにっちもさっちもいきません。
てなことで、電車は一旦湘南台に降りたのだけど、藤沢の楽器店へ譜面台を買いに行くことになりました。

しかし・・・

目指す楽器店の直前に Hard OFF のお店がありました。
 当然楽器コーナーもあります。 とすれば、とーぜん譜面台もあるでしょう。
ということでエレベーターで楽器コーナーへ。 
行ってみると、ありましたありました、譜面台。新品もありますが、中古というか新古品で1000円弱です。
これは楽器店へ行くまでもなく、即ゲット!!
ふとそばを見ると黒いレスポールが寂しそうに佇んでいるじゃないですか! 値段を見ると、吟醸純米酒のお値段。
こりゃ、可哀想なレスポ君を連れて帰らないわけにはいきません。てなことで、これも即ゲット!!

 

 

 

 


  
レジを済ませて藤沢の駅に向かい、電車に乗って再び湘南台へ。
電車の中でギターをよく見ると、あーーーれま!! ネックが折れてるじゃござーーせんか!!  
直感でパッと買ったので、気づきませんでしたっ(笑)
でもまぁこんなことでめげる私ではありません。
 「直しゃーーいいーんでしょ」ってな感じです。
 「修理の楽しみが増えた」ってな感じです。

 


  
  


ということで、昨日から今日にかけて、このギターの修理にいそしんでいました。楽しぃぃぃ~♪
修理レポートは、また徐々にUpします。

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藤沢市民祭り 第20回湘南台ファンタジアにアコエレデュオSeぴあで出演

2018-10-29 15:02:22 | バンド活動

昨日10月28日(日)は藤沢市民祭り湘南台ファンタジア出演で、ステージもお祭りも楽しみました。
  
  
 会場の湘南台公園に着くと、楽器類を本部わきの控室テントに置いて、まずはランチへとくり出しました。
そこで目についたのが「南米料理」の出店。
ここで太いソーセージをサンドにした「チョリパン」というのを買って、ついでに近くの出店でビールを調達。
ステージでやってたハワイアンを見ながらランチ。

 

 



  
そうこうしているうちに、13:45からのステージの時間が・・・。

ステージはアコエレデュオ Seぴあ で出演しました。

 

 


 約300席の椅子は観客で満席、それにステージ横から客席後ろまでぐるりと立ち席が出来ていましたので、400名~500名程度は集まっていただいたようです。
Seぴあは25分のステージで6曲を演奏しました。

セットリスト
・青春の影
・フィーリング
・海の声
・Fly me to the moon
・我が心のジョージア
・メリージェーン
 
ステージを終えると、安心感からかまたおなかが空いてきました。
それで牛ステーキと牛たん焼き、そしてワインを買って芝生の見えるベンチで腹ごしらえ&喉潤し。

 


  

私たちのステージ後は バクステ外神田1丁目、そして毎回の常連さんの 米国海軍第七艦隊バンドの演奏で盛り上がりました。

 

 

 

 


この米国海軍第七艦隊バンドのメンバーは、徴兵前は米国のプロミュージシャンの人たちだそうで、さすがに素晴らしい演奏でした。
ブルース、ジャズ、はては上を向いて歩こうのアンコール、なんでもござれのジャズメンたち。
  
  
お客様、ミキサーの音響、控室(テント)、進行、・・・
どれをとっても、来年もこのステージに立ちたいな、と思わせる良いステージでした。

米国海軍第七艦隊バンドの演奏が終わるころには、日も落ちて暗くなっていました。
寒さも手伝って、鍋のお店へGo!
鶏とキノコのキムチ鍋、それに焼酎のお湯割りが似合う夜でした。
締めはやっぱり「おじや」。
追加のおじやセットを注文し、濃厚なおじやをつまみに焼酎の杯もすすみました。

 

 

 


  
  
 湘南台ファンタジアにはギター1本背負って演奏に行ったのですが、帰りにはギターが1本増えてしまってました。
実はこの日譜面台を持ってくるのを忘れて、急遽藤沢の楽器店へ。
しかし楽器店の直前にHardOFFがありました。
きっと譜面台も売っているだろうと楽器売り場へ行くと中古(と言ってもほとんど新品)の譜面台が1000円弱で売ってありました。
即ゲット!!
ふとそばを見ると、黒いレスポールが格安で置いてあるじゃないですか! これも迷わずゲット!! 

 

 

 

それで帰りはギターが2本になってしまいました。

 


  
このギター、よく見るとちょっといわく付きのギターでした。
その物語はまた別の記事で・・・

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町田・成瀬Crop初ステージ|アコエレデュオSeぴあ

2018-10-28 07:59:36 | バンド活動

昨日、10月27日の夜は町田は成瀬CropでアコエレデュオSepiaで弾き語ってました。
この成瀬Cropは以前からずーーーっと出てみたいなと思いながらも出れずにいました。
昨日やっとの初ステージだったのです。
このCrop、使った感じ音響も良くて、客席の感じ、2階席の感じ、バーカウンターの感じ、全て良かったです。

これからも機会があれば使っていこうと思います。
  




 
昨日は先日ヤフオクで落として整備したギターを使いました。(写真2)
聴いていてくれた人からも、いい音♪というご評価。
今日(10/28)の湘南台ファンタジアのステージもこのギターでやろうかと思います。

(写真2)

 

 

12/22(土)13:00~ もここでクリスマスライブやります。
昨日はその下見も兼ねてました。

 

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YAMAHA FG-202 整備その③ ナット溝加工とナット付け直し、そしていよいよ弦張り

2018-10-27 11:00:36 | 楽器

YAMAHA FG-202 整備その①メガネレンチ編
YAMAHA FG-202 整備その②順ぞり調整~サドル加工~ブリッジストリングガイド加工、と進んできたFG君の整備もいよいよ大詰めに。
 今回YAMAHA FG-202 整備その③は、ナット溝加工とナット付け直し、そして弦張りをやって12F弦高を測ります。
  
  
 緩い接着だったのか張ってあった古い弦を外してギターを取り回ししていたら、ポロリとナットが取れて、ネックのナット溝に古い接着剤が残ってました。これでまたナットを戻しただけでは良い音が出ません。ナットは直接弦が振れる部分なだけに結構音に効きます。
ということでナット溝加工を実行。
まずはカッターで古い接着剤をコサギ落とし、ナット溝をヤスリでゴシゴシ。ナット溝が奇麗になりました(写真1)。

 

(写真1)

 


  
  
 綺麗になったナット面とナット底面に軽く接着剤をつけて接着(写真2)

 

 

(写真2)

 

 


  
  
これでしばらく放置して、いよいよ弦張り。
じゃーーん!
 弦を張って測定すると、1弦側3mm、6弦側4mmの弦高。
私の理想的には1弦側2.5mm、6弦側3mmなんだけど、右手のアタックが強い私は、この弦高は許容範囲。
 結局1弦側、6弦側2mmずつ落とせた結果となりました。
  
  
 随分弾きやすくなり、音を出すと、ジャラーーン♪
お~~!!
 中音域が良い音!
 特に傷も無く、良いギターになりました。(写真3)

 

 

(写真3)


  

 


  
ついでにこのギターに手持ちのピックアップをつけて、エレアコにしました(写真4)
スタジオ練習を中心に使ってやろうと思っています。
 具合良いようだったらステージにも持ち出すかな(^_^)

 

 

(写真4)


 
  
ってなことで
YAMAHA FG-202 整備その①
 YAMAHA FG-202 整備その②
 YAMAHA FG-202 整備その③
完結!
  
お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。

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YAMAHA FG-202 整備その② ネック曲がり調整とサドル制作、ついでにブリッジストリングガイド加工

2018-10-26 17:35:42 | 楽器

YAMAHA FG-202 整備その①ではメガネレンチを買ってきたところまで記事にしました。

さぁ、メガネレンチを使ってネックの順ぞりを修正できるか!?
 
  
ダイソー100円メガネレンチ、これがまたピッタリコン!!でトラストロッドを咥えこんでくれたんですね~(写真1)


(写真1)

 


ソロリと回したら、回るじゃないですか!! ワタシャ嬉しくなってしまいました。ダイソー大正解!!(^_^)
相当順ぞり状態だったので、回し角度概ね30度で、10回くらい回したところで少しきつくなったので、まぁこんなもんでいいかと作業停止。30度×10回で約300度、一回転弱回した計算ですな。
  
  
これだけではネック状態がどうなったかは分かりませんので、次の作業、ブリッジサドルの制作にとりかかりました。
もともとのサドル高がブリッジから3mm~4mmほどありましたので、これを1弦側1mm、6弦側2mm程度に仕上げることにしました。(写真2~写真4)


(写真2)

 

 

(写真3)

 

 

(写真4)

 

 


 万力で挟んでヤスリでゴシゴシ。何度もつけては外し、状態を見てまた万力固定~ヤスリゴシゴシ。
 仕上がったサドルが(写真5)。それをブリッジに乗せてみたのが(写真6~写真7)。
うん!まずまずの出来じゃないですか。(内心ウフフ状態)

 

(写真5)


  

 

(写真6)

 

 

(写真7)

 

 


  
ついでに、ブリッジのストリングガイド加工もやっといてあげましょう。
ということで極細やすりで加工開始(写真8~写真9)


(写真8)

 

(写真9)




ここまでやってあげると弦のテンションもそこそこになって、また、ブリッジ接触面も広くなって、弦の音がギターに良く伝わるでしょ 
・・・と自己満足的に納得。
ホントは弦の振動などほとんどサドルで吸収されるので、ストリングガイドの影響など1/1000くらいだろうけど、気持ちの問題なのです(笑)
しかし作業が雑だったので、ブリッジの穴付近を少々傷つけました。許せFG-202君!
  
  
と、まだまだ改造作業は続くのですが、それはまた次回の「YAMAHA FG 整備その③」へ続く・・・

 

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YAMAHA FG-202 整備その① ネック曲がり調整準備編(メガネレンチ購入)

2018-10-23 22:19:38 | 楽器

ヤフオクで落とした(自然に落ちた?(笑))YAMAHA FG-202が手元に来ると、

長年弦を張ったまま放置してあったのか、ネックの曲がりがひどい。

順ぞりで、弦高が12フレットで、1弦側5mm、6弦側6mm。とても弾けたもんじゃない。
ということで、まずはネック曲がり修正から手を付けることにした。

 


  


このYAMAHA FG-202は製造から約40年経っている。

なんせ古いもので、今のYAMAHAギター仕様とはチト違っている。

トラストロッドカバーを開けてみると、案の定通常のロッド先端とは違うじゃありませんか!

 

 

 


 通常はロッドの中央に六角レンチを入れて回すようにできているが、このFG-202君のはロッドの外側が六角に出来ている。
ネットで調べてみると、YAMAHAの専用工具があるようだ。
amazonで販売してはいるが、ネット記事によるとYAMAHA純正工具もそんなに高いものじゃないらしい。
 

 


ということでまずYAMAHAショップに行ってみた。

するとYAMAHAでももう販売していないらしいということが分かった。

amazonに注文したら届くまで1~2週間かかる。さてどうしたものかと思慮の末、

ダイソーに代替え工具は無いだろうかと、探しに行った。

8mmの六角棒を回せればよいのだから、メガネレンチで8mmが無いかどうか探してみると、あーーるじゃないですか!

 

 


 問題はレンチの肉厚が暑くてロッドとギターヘッドロッド溝に入らないかもしれないという事。

まぁ100円だからダメ元という安心感と、入るかな?どうかな?といういう心配しながら、当ててみると・・・
 
 続きは次回、「ネック曲がり調整作業編」へ (乞うご期待)

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YAMAHA SA-2000S スイッチポット交換

2018-10-15 21:35:23 | 楽器

楽器も人間と同じで40年近く経つといろいろと傷みが出てくる。

ということでYAMAHAのギターSA-2000Sのスイッチポット(ハム/シングル切り替え&TONE)を決行!
 
部品を手配したが、同じ部品は手に入らなかった。
Push/Push型の切り替えスイッチなのだが、もう国内では販売されていないらしい。というか作られていないようだ。
理由は「故障が多い」からだとか。
仕方なくYAMAHAに連絡し、同系統の後継機種(SA-2200)に使われているPush/Pull型のスイッチを手配。
 
Fホールからの部品の出し入れはいつもながら苦労するが、この苦労の時間が至福の時間。1時間ほど楽しんだ。
このところチト、オタクっぽくなっている(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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アコースティックギターサドル製作

2018-10-15 21:26:21 | 楽器

雨の日の田吾作爺さんは縄を綯っておった・・・
 
と、日本昔話よろしく、雨の日の週末は熱いコーヒーでも飲みながらギター工作&修理に勤しんでいます。
ヤフオクで手に入れたアコギのサドル製作をやりました。
 
部品がいろいろと付いてない、汚れてる、などの理由で安く売買されている「恵まれないギター達」の中には、時に掘り出し物があります。
 
その後アコースティックギターの掘り出し物らしき一品と出会ったので競り落とした。

もしかすると米国G社のものかも・・ ということで頑張ってゲット!
 
今日はその欠品だったサドル(弦の取り付け部のブリッジの上で弦を乗せる部品)を手作り。
このアコギ、ブリッジ部はネジで上下できる、つまり弦高をブリッジの高さを変えることで調整できるすぐれもの。
この仕様はG社などが古い昔採用している。
 
写真4枚目、左上が製作したサドル。その下が製作前材料、右上が暫定的に付けていたサドル。
さーて、楽しみながら製作したサドルで甦れ、恵まれないアコギ君!
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Ibanez AG95 購入物語 その2

2018-10-14 03:22:03 | 楽器

(下記の記事は 2017.11.10  の記事です。)

 2017年8月の頃にフルアコがほしくてヤフオクを探していた。

そんなところIbanez AG95が出品されていた。

なかなか良さそうなギター。加えて出品者が近くにお住いのよう。早速、落札した場合手渡し可能かどうか質問。

OKの返事を得た。

 

☆☆☆ そして落札! ☆☆☆

 

受け渡し当日、お互いの都合の良い駅で待ち合わせし、AG95を受け取った。ワンオーナーの、ほとんど新品状態のギターだった。

 

 

受取日がちょうどバンドの練習日だったので、早速その足でスタジオへ。

柔らかな、円やかな音はなかなかいい。パワーは抑え気味なのでジャズ向き。フレットの感触もなかなかよろしい。

ただ弦が012のフラットワウンドご張ってあったので、バンドでやってるAORには少し硬い。というか、私のプレイスタイルはチョーキングを交えるので、もう少し細い弦に変える必要がある。手渡し直後の利用なので仕方ない(^^)

 

貴重なブビンガ材が使われたこのギター、なかなか優れもの、かつ、コスパが良い。

 

 

 

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Ibanez ASF180 購入物語

2018-10-14 03:12:59 | 楽器

(下記の記事は 2017.08.03 の記事です。)

 Ibanez AG95の購入検討にからんで浮上してきたのが、Ibanez ASF180という薄型胴フルホローボディーギター、いわゆるセミアコスタイルのフルアコギター。

 

なかなか表現が難しいが、セミアコと言った場合、その代表的な形はギブソンのES-335のスタイルになる。ES-335はセンターブロックが芯としてボディー内に内蔵されているので、フルアコではなく、アコースティックとソリッドの中間と言う意味で、セミアコと呼ばれている。しかしいつの間にかセミアコはボディー構造を指す言葉ではなく、形(ES-335が代表)を指す言葉としても使われるようになった。

 

Gibson ES-335

 

 

 

Ibanez ASF180

 

 

上記のようにセミアコ型と言えば、なんとなく二つのギターが同じように見える。

しかしGibson ES-335はれっきとしたセミアコ(センターブロック在り)、Ibanez ASF180はフルアコ(センタブロック無しの正真正銘ボディー内が空洞のフルアコースティック=フルアコ)なのです。

 

こういったギターの元祖はクラシックギターやアコギ(フォークギター)にピックアップを付けてギターにした経緯があるので、エレキギターの中でもフルアコが元祖なのだが、胴が空洞だとハウリングが起きるという問題があり、それならということで、センターブロックが使われるようになった。しかし一般の角材を胴の中に設置するわけだから、重さが重たくなる、胴鳴りが弱くなる、という弱点が出てきた。近年では胴鳴りを抑えながらもソリッドギターとはまた違ったアコースティックのまろやかさも併せ持つギターとしてセミアコは人気を博している。

 

しかし、何せ重い。

私が持っているギブソンES-347(ES-335の上位機種)は4.5Kg程あって、ステージで30分以上抱えていると、老体には肩こりとして翌日ダメージを残す(;^ω^)

 

Gibson ES-347

 

 

 

よって、スタイルはES-335(ES-347)型、のフルアコを(も)探していた。

ギブソンであると、ES-330という機種があるが、これはP90というシングルコイルのピックアップが使われていて、ハンバッカーの音とは少し異なってくる。同じIbanezの機種でギブソンのES-330と類似モデルがASR70という型番で製造されていた時期がある。

 

Gibson ES-330

 

 

Ibanez ASR70

 

ハンバッカーのピックアップで、フルアコで、薄胴(セミアコスタイル)のものが無いか・・・ 

とES-347の重さに耐えかねて探していたところへ、AG95の検討過程の中から、ASF180という、

まさに求めていた機種が浮上したわけである。

説明が ながーーーーーーい!  m(_ _)m

 

 

メーカーIbanez(星野楽器)に聞いてみると、何とこのASF180、極々希少なギターらしい。

2012年秋から2015年初頭の約3年間くらいしか作られておらず、その総製作本数は100本に満たない、つまり数十本しか世の中に存在しないという事が分かった。しかもその製造は星野楽器からフジゲンに委託されて製作された、いわゆるメイドインジャパンの手工芸品という、上等品という事。

さにあらん、売り出し価格が240,000円(税別)という、メーカー販売の量産機のジャパンギターの価格帯では高級機の部類なのだ。おっと、量産機では無かった、手作り品(ハンドメイド)だった。

その仕様を下記する。

 

Ibanez ASF180 Hollow Body Electric Guitar Specifications

  • Finish: AV (Antique Violin)
  • Body: Maple top, back and sides
  • Body type: Full hollow structure with wood block embedded only directly below the bridge.
  • Body size & shape: depth: 43mm (1.69”) at tail, original AS shape.
  • Neck: 1-pc Mahogany set-in neck with volute
  • Fretboard: Ebony w/ Artstar Fret Edge Treatment & acrylic rectangle inlays. Ebony Fretboard provides tight response and smooth left-hand fingering, increased tone with excellent reproduction of nuances.
  • Bone nut – provides rich tone from low to high. (USA). Cattle bone nut – for a particularly natural BOX guitar with a little natural harshness. (JPN)
  • Scale: 24.7”
  • Fingerboard radius: 305mm (12”)
  • Neck 43mm wide at nut, 20mm thick at fret-1
  • Neck 57mm wide at last fret, 22mm thick at fret-21
  • Volute – Contributing to ensuring the strength of neck back volute finished with an elegant curve unique handicraft products
  • The headstock logo mark expresses the candlestick symbolizing the ARTSTAR series with pearl, the position mark adopts Acrylic Mother of Pearl Shell for ASF180. A simple yet regal design.
  • 2 Volume, 2 Tone, 3-way pickup switch, Tri-sound for neck pickup
  • Super 58 neck & bridge – with Alnico Magnet these have gained a reputation from professional musicians as a classic pickup of Ibanez Box guitars since the late 70’s. It has excellent sound emission and enough power that will not lose its presence even in the ensemble (JPN). The Super 58 pickups deliver the smooth, nuanced tones and the biting growl of blues (USA).
  • Aluminum foil shield – For reduced noise, the aluminum foil shield is applied to the pots, switches, jack.
  • Gold hardware
  • Gotoh SG381 machine head with the original shape peg button that is easy to grip with super precision & smooth feel.
  • Gotoh 510BN Bridge height adjustable with intonation for each string.
  • Tailpiece ASF Original – Both AF180 and ASF180 adopt the original design “trapeze style” tail piece.
  • Sure grip knob that combines ease of control and high visibility. A rubber grip is attached to the top of the knob on which numbering (graduation) has been applied to prevent slippage (JPN). The Sure Grip III knobs are designed for precise control with nonslip functionality, along with smooth and classic looks (USA).
  • Excessive decorations made as simple as possible, providing a style like a flagship medal, with stately designed decorations and parts encrusted with “a commitment”.
  • Multi-binding so you can sense that it is handcraft made without sparing detail on the headstock, fingerboard, body.
  • D ‘Addario strings – The AF180 adopts a flatwound string, and the ASF180 adopts a round wound string 010-046.
  • Hard case included

 

 

今年(2017年1月)ワシントン条約で、メイプル材やブビンガ材などの伐採禁止となって、次第にこういったメイプル材をトップやバックにふんだんに使って作られた手作りギターは、今後手に入らないという事にもなってくるわけである。

 

で、早速ネットをググってみると・・・

 

やっと1本のASF180を見つけた。

しかもそのASF180、Amazon、楽天、他著名な通販が同じ楽器店の同じギターを掲載しているではありませんか。

ということは日本中で今現在販売されているのはこの1本のみという事になるわけである。

今後出たとしてもヤフオクやメルカリなどの中古市場しかなく、当然新品は手に入らず、ということになり、何せ世界中に数十本しか存在しないわけだから、その中古市場にも出るかどうかわからないという希少品となる運命を背負ったギターなのである。

 

こりゃー手元に置いておかねば!!

ということで早速ASF180を販売しているそのお店に予約の電話☎。

その返す手で、ヤフオクに出ていたAG95をポチリ。ゲット!

 

と、二本のギターを本日めでたく?購入したわけである。

 

 

 

Ibanez ASF180 メーカーカタログサイト

http://www.ibanez.co.jp/news/f_products/2012/Artstar/

 

Ibanez AG95 メーカーカタログサイト

http://www.ibanez.co.jp/products/hb_detail_jp.php?year=2016&cat_id=7&series_id=52&data_id=12&color=CL01

 

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Ibanez AG95 購入物語

2018-10-14 03:03:40 | 楽器

(下記の記事は 2017.08.02 の記事です。)

IbanezのホロウタイプフルアコギターAG95が気になっている。

というか、購入する前提で検討している。

検討の中で調べた情報をメモ代わりにここに掲載しておきたい。

 

AG95はこんなギター

 

 

ギター本体胴の中が空洞になっていて、いわゆるフルホロウあるいはフルアコと呼ばれる類のギター。

ギターに詳しくない方は、「それって当たり前じゃない?」と思われるかもしれないが、実は現代のエレキギターのこういったタイプの多くはセンターブロックと呼ばれるブロック材がネック~ピックアップ~ブリッジ~テールピースの下部に一本の胴材として入れてある。これはソリッドギターの特性を取り入れてハウリングを防止するというのが大きな目的であるが、反面ギターの重さが重くなる。

このあたり詳しくは このサイト を参照ください。

 

このギターは昔ながらのホローボディー、いわゆる中空の胴だ。胴が中空だから弦の張力のかかる部分、すなわちテールピースを胴体に固定できない。だからブランコ型テールピースと呼ばれるものが使われる。

 

さて、同じAG95であるが、こういったデザインのものもある。

 

 

 

前記のものとの違いは分かるだろうか?

大雑把に言うと以下の点でデザイン上異なっている。

分かりやすいように写真を掲載する。

 

 

 

上記のように違いがある。

もうひとつ大きな相違点はピックアップの種類。これは後で述べる。

私の欲しいのは左側、つまり旧型のデザインが欲しいのである。

旧型だから、現在の新品を打っている楽器店にはほぼ無い。(大量在庫をしている店は別だが)

だから自ずと中古販売もしくはオークションのようなサイトでの購入しかないが、そういったところに出ているかどうかも疑問のくらいマニアックな話だ(笑)

 

さて、本題に入る(・・・って、まだ本題じゃなかった!?)

 

AG95は大きく言って現在3タイプがある。

 

①2012年までの製造

 ・上記比較写真の左側デザイン(テールピースがVT-100)

 ・ピックアップがACH1およびACH1が使われている

 

②2013年~2014年の製造

 ・上記比較写真の右側デザイン(テールピースがVT-06)

 ・ピックアップがSuper 58 Customが使われている

 

③2015年以降の製造(現時点2017年まで)

 ・上記比較写真の右側デザイン

 ・ピックアップがSuper 58が使われている。

 

比較写真の右側と左側のデザイン違いは一目で分かる。

しかし、ピックアップの違いは見た目では分からない。

ACH1とSuper 58 CustomとSuper 58の違いをメーカーに聞いてみた。

以下のような回答を得た。

 

●ACH1

Super 58と設計思想は同じであるが、製造工場が違う。また巻き線の数も違う。

 

●Super 58 Custom

Super 58に比べて出力が高い。

 

●Super 58

現在のIbanez標準ピックアップとなっている。

 

これらを考えると、音的には2013年~2014年製造モデルが欲しい。

しかしデザインからすると2012年までの製造モデルが欲しい。

う~ん、悩ましいところだ。

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アコエレデュオSeぴあのコーラス(ハーモニー)について

2018-10-13 16:57:16 | 音楽観

アコエレデュオ・Seぴあは男女二声のコーラスです。

コーラスの作り方はいろいろありますが、私たちは男女という声の違いを生かしながらコーラスをやっています。

コーラスは主旋律の3度上、5度上の音を主旋律と同じように歌うという方法が基本です。

 



また、メロディーとは別に、小節の中を同じ音で歌う方法もあります。

例えば C |F |G7 |C | というコードの動きの中で、ミ|ファ|ソ|ド|という音でハモるのもありですし、ド|ラ|ソ|ミ|という音もアリです。コードが持っている3音あるいは7thも入れて4音の音をどう取って主旋律に効果的に絡ませてゆくか、そういったところがハーモニーの面白さです。

もちろんハーモニーはこうした単純な取り方だけでなく、それこそ何通りの複雑な取り方もあります。

しかし、聴いている方が「心地よい」というハーモニーが良いのではないでしょうか?

複雑でなくとも、「心地よい」こと。これがSeぴあが目指すハーモニーです。

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コード譜について

2018-10-13 16:46:52 | 音楽観


コード譜について少しふれておきます。

私たちはカバー曲をやっていますが、演奏するときに楽譜の代わりにコード譜というのを用います。

紙に歌詞とコードを書いたものですが、これに曲の全体構成や、リズムの入れ方、コーラスの入れ方などをメモっておきます。

何回か練習をやれば、おおよそ頭の中にコードや歌詞が入って来て、そのコード譜自体の必要性は薄れてくるのですが、

それでも練習やライブの時には使います。それはもしも忘れていたら・・・という事を回避するためです。

 



 

私たちはプロとしてやっているわけではありません。

仕事や家庭の時間を持ちながらですから、音楽にかけられる時間は限られています。

その中でベストを出してゆく最善の方法はコード譜を使う事なのです。

もちろんすべて完全に暗記できればそれに越したことはないのですが、

曲数が増えてきたり、その曲をやる時間的感覚が空いてきたりすると、やはり確認のためにもコード譜が必要になります。

ですので、ある曲の練習のスタートは、実はその曲のコード譜づくりからと言っても過言ではないのです。




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