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日本歴史紀行

歴史紀行 特別編 15 ‐ 4 安倍晋三 元総理大臣 追悼寄稿  安倍文殊院 2


新元号〜令和の額を手に…
在りし日の安倍元総理大臣

安倍文殊院 山門
奈良県桜井市阿部

この記事のまとめる段階まで、頭の中に構想はあったのですが、職場の繁忙期もあり、進行が遅れました。

安倍文殊院 参道



〜安倍文殊院〜

前回の特別編の終わりに記しました。
その創建が日本最初の元号である大化元年( 645年 )という飛鳥時代創建の古刹です。


創建した安倍倉梯麻呂(あべのくらのはしまろ〜または安倍内麻呂、あべのうちまろ)は、聖徳太子の没後、朝廷内で専横を極める蘇我蝦夷(えみし)、入鹿父子の蘇我本宗家の討伐を成し遂げた中大兄皇子(後の天智天皇)、中臣鎌足らが進めたクーデター〜乙巳の変(いっしのへん)により、左大臣に推された豪族達の重鎮として飛鳥時代最大の政変劇で揺れる朝廷を支えました。

乙巳の変から始まった政変は、大化の改新へと向かいます。やがて朝廷内の国政への大改革へと飛躍し、巨大な力を持つ豪族に支えられて命脈を保ってきた天皇という玉を、徐々に天皇自身が絶大な権力と支配の長となる流れに変化しつつありました。

安倍倉梯麻呂は、その激動の政変劇の最中に左大臣という重責を担い、中大兄皇子、中臣鎌足ら若い皇子、君臣を支え、朝廷内の構造改革を推し進める役割りを果たしました。



安倍文殊院 参道



3に続きます。






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