弘法大師 空海 像
静岡県藤枝市本町 藤枝 成田山 新護寺
弘法大師 空海は、奈良時代末期の774年 宝亀5年、四国の讃岐国 多度津(現在の香川県 善通寺市)で、生まれました。
幼名は眞魚(まお)、郡司(地方役人)の父を持ち、兄二人が夭折したために、眞魚は後継ぎとして育てられますが、眞魚は早くから仏門に入ることを強く意識し、15歳の頃、長岡京の儒学者の叔父を訪ね、叔父から論語や漢籍などを学びますが、書物の学びに飽き足らず、吉野や生まれ故郷の四国で山林での修行も行いました。
四国の土佐 室戸岬の御厨人窟(みくろど)の洞
窟内での修行の間、眞魚の眼前には、空と海だけが広がっていた体験から、空海を名乗ることにしたと伝わります。
804年 延暦23年、東大寺戒壇院で受戒、得度し、この年の第16次遣唐使船に乗り、唐の国を目指します。
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