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730年4月20日
薬師寺に東塔が建立される
天武天皇が后である後の持統天皇の病気平癒を願って建立を思いたったのが、薬師寺のはじまりとなります。
薬師寺の特徴を表す伽藍が現代に伝わる東塔と西塔の両塔です。
現存する最古の伽藍、薬師寺の東塔は、
幾重にも屋根が重なる形状から六重の塔にも見えますが三重塔です。
各階に裳階(もこし)と呼ばれる屋根が備えられているためで、大小の屋根が交互に交わる絶妙な構造の白鳳時代の形式を現代に伝えることから、〜凍れる音楽〜とも称されます。
東塔の創建は730年4月20日、天平2年の時で、天武天皇の発願から半世紀後のことでした。