トラの日記 

埼玉県在住のトラの日記。気になったもの何でも書きます。ご意見ご感想お待ちしてます。

合気道 今日の稽古 グレーディング

2010年03月30日 12時10分36秒 | 合気道
昨日はシドニーの道場のグレーディング、つまり昇段昇級審査でありました。こちらの道場はシドニー近郊の町にいくつかの支部を持たれており、その支部から今自分が通うシドニーセンター道場へグレーディングを受ける方や指導者の方が集まります。いつにない賑わいの中で数技の稽古がありその後にグレーディングが行われました。

日本で稽古をされる方は外国人の道友の方は日本人ほど動きはよくないのではないかと思われる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、むしろ海外の方の方が日本の文化を学ぶことに対して熱心でありとても深い理解があると思います。もちろん動きもナチュラルな感じ。
自分が見たのは一級から初段の審査と二段から三段への審査。特にすごかったのがやはり二段の方の審査。その動きです。普段の稽古では目にしないような速い動き、スルスルスルとした動きで技を決めます。オージーの方がよく使う言葉でいうとファンタスティックな動きでありました。
審査後、見事に審査を受けた方全員の昇段が叶いました。

そして昨日は自分にとってもグレーディングの様な出来事がありました。
冒頭の稽古でグレーディングを見にこられていた他の支部の有段者の方と組みました。両手持ちの呼吸でいつものように相手の力の先を制して動きを押さえる持ち方をしていたところ、指導者の方がいらっしゃって「先生が彼はとても強い力を持っていると言っていた。彼に技をかけるにはこうしなければ駄目だ。」ということを言われました。今までは指導者の方からそのような「強い力を持っている」という事を言われたことはありましたが、この道場を主催する先生がそう言っていたと言われたのは初めてでした。
おそらく以前の稽古で二教から三教への押さえ技の手ほどきをされていた時のことをいわれているのだと思います。

アジア人である自分は当然、他の地域の方に比べ小さい体を持っています。筋肉や関節の強さは比較にならないくらい差があります。当然自分の単純な腕力が通用するはずもなく正しい動きで技をかけなければ何も通用しません。(逆を言えば正しい動きをすれば必ず技は通用すると言うこと。)そんな環境の中で指導をされている先生に彼はとても強い力を持っていると言っていただけたのです。
自分のことを認めていただいとことももちろんですが、日頃お世話になっている日本の先生方に感謝の気持ちで一杯になりました。「力はいれるのではなく出すもの」「正しい動きの技」その他たくさんの教えがあって一つ一つの自分の技が成り立っています。あの道場に通うことができて本当によかった。
そしてこのシドニーの道場でもまた、正しい形の技をたくさん習い覚えて帰りたいと思います。

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