先日、ビックサイトで行われた講演を拝聴することができました。
以前から茂木さんの本は読んでいましたし、このブログを始めるきっかけにもなった方の講演。聴く前からだいぶワクワクでありました。
数分遅れて会場に入り壇上に上がるなり挨拶も前置きも何もなしにいきなり話し始められた時はちょっとギョッとなりました。いろんな方の講演を聴く機会があるのですがたいていつかみのための前置きがあるもの。茂木さんの場合はいきなり携帯電話のガラパゴス化の話題から入りました。
なぜ日本ではガラパゴス化が起きるのか?東京大学の批判。日本語の批判。日本人の組織感の批判。そこからどうすれば日本は元気になるのかという本題に移って行きました。今考えると論文などを作るときの構成だったのかもしれません。
講演の内容はいくつかのキーワードを骨にして話がすすめられました。そして、それぞれのキーワードに関連するのが、「日本人は組織や会社などの肩書を気にしすぎる」ということ。
一つ目のキーワードは「根拠のない自信を持つ」ということ。
これはイチロー選手や石川遼選手の小学校の時の作文を引き合いに出す方もいらっしゃいます。内容を読みたい方はネットで検索すると出てきますので是非どうぞ。
読んでみますととてつもないでかい夢を何も知らない小学生が語っているようでもあります。ますで戦隊物のヒーローにでもなりたいというように。
重要なのは「どうせだめだろうけど」や「できない」と考えるのではなく「簡単ではない」や「楽ではない」と考えること。どうにかすればできるのではないか。と考えることの様です。そして、夢を具体的な目標とし、の実現のために何をすればよいのか、その実行をするだけということなのだそうです。
言われてみれば簡単。それだけで一流になれるのなら苦労ないと思うのかもしれません。
彼らの様に世界一、日本一になろうとはしなくても、会社の中で、仲間の中で、地域の中でのレベルでは当然ほとんどの人が考えるべきことではないかと思います。
この話を聞いたとき、自分は魚釣りを連想しました。
人よりも一匹多く魚を釣るためにはどうすればよいのか?大した難しい課題ではないと感じるかもしれません。釣りは多くを運によるところがあるものです。今日は状態の良い日だった、だから釣れた。今日は悪い日だった、だから釣れなかった。そんなことが普通にあるものです。でも、人よりも一匹多く釣る、しかも毎回必ずと言われたらどうでしょう。
一匹の魚を釣り上げるという過程にはものすごく多くの要素が絡み合っています。一本の針、一本の糸、竿、餌、季節による魚の性質、その日の魚の状態、道具の微妙な使い方や動き、釣りをする場所が1メートル違っているだけでも釣果には差があります。他にも数えきれない要素が絡まって一匹の魚を釣り上げます。そのすべてがその瞬間にピタリと合致して初めて一匹の魚が釣れるのです。
一流になるということは、一つ一つのすべきことを確実に行い、長年積み重ねるということなのかもしれません。
一つのキーワードをまとめるだけでこれだけの文章量になってしまいました。
その他のキーワードはまた次回。
以前から茂木さんの本は読んでいましたし、このブログを始めるきっかけにもなった方の講演。聴く前からだいぶワクワクでありました。
数分遅れて会場に入り壇上に上がるなり挨拶も前置きも何もなしにいきなり話し始められた時はちょっとギョッとなりました。いろんな方の講演を聴く機会があるのですがたいていつかみのための前置きがあるもの。茂木さんの場合はいきなり携帯電話のガラパゴス化の話題から入りました。
なぜ日本ではガラパゴス化が起きるのか?東京大学の批判。日本語の批判。日本人の組織感の批判。そこからどうすれば日本は元気になるのかという本題に移って行きました。今考えると論文などを作るときの構成だったのかもしれません。
講演の内容はいくつかのキーワードを骨にして話がすすめられました。そして、それぞれのキーワードに関連するのが、「日本人は組織や会社などの肩書を気にしすぎる」ということ。
一つ目のキーワードは「根拠のない自信を持つ」ということ。
これはイチロー選手や石川遼選手の小学校の時の作文を引き合いに出す方もいらっしゃいます。内容を読みたい方はネットで検索すると出てきますので是非どうぞ。
読んでみますととてつもないでかい夢を何も知らない小学生が語っているようでもあります。ますで戦隊物のヒーローにでもなりたいというように。
重要なのは「どうせだめだろうけど」や「できない」と考えるのではなく「簡単ではない」や「楽ではない」と考えること。どうにかすればできるのではないか。と考えることの様です。そして、夢を具体的な目標とし、の実現のために何をすればよいのか、その実行をするだけということなのだそうです。
言われてみれば簡単。それだけで一流になれるのなら苦労ないと思うのかもしれません。
彼らの様に世界一、日本一になろうとはしなくても、会社の中で、仲間の中で、地域の中でのレベルでは当然ほとんどの人が考えるべきことではないかと思います。
この話を聞いたとき、自分は魚釣りを連想しました。
人よりも一匹多く魚を釣るためにはどうすればよいのか?大した難しい課題ではないと感じるかもしれません。釣りは多くを運によるところがあるものです。今日は状態の良い日だった、だから釣れた。今日は悪い日だった、だから釣れなかった。そんなことが普通にあるものです。でも、人よりも一匹多く釣る、しかも毎回必ずと言われたらどうでしょう。
一匹の魚を釣り上げるという過程にはものすごく多くの要素が絡み合っています。一本の針、一本の糸、竿、餌、季節による魚の性質、その日の魚の状態、道具の微妙な使い方や動き、釣りをする場所が1メートル違っているだけでも釣果には差があります。他にも数えきれない要素が絡まって一匹の魚を釣り上げます。そのすべてがその瞬間にピタリと合致して初めて一匹の魚が釣れるのです。
一流になるということは、一つ一つのすべきことを確実に行い、長年積み重ねるということなのかもしれません。
一つのキーワードをまとめるだけでこれだけの文章量になってしまいました。
その他のキーワードはまた次回。