トラの日記 

埼玉県在住のトラの日記。気になったもの何でも書きます。ご意見ご感想お待ちしてます。

茂木健一郎さんの講演 その2

2010年11月16日 18時54分55秒 | 日記
では前回に引き続き、二つ目のキーワード。

「天才とは努力のやりかたを知っている人のことである」

秀才と天才の違いとは何なのか?
秀才はとにかく一生懸命に努力をする人のこと。
人に教えてもらったことをひたすら繰り返したり、本などから学んだことを元に努力したりということではないかと思います。
では天才とは?
自分の感覚や経験、まわりからの知識などを総合して普通では一の結果が得られる努力から2~3の結果、時には10の結果を得るというものを創造してつづけてゆくことができる人なのだそうです。
例としてイチロー選手の筋力トレーニングを上げられておりました。
普通、筋力トレーニングといえばトレーニングマシーンで一つ一つの筋肉を鍛えていくというものが一般的とされています。イチロー選手の場合は全く違ったことをされているそうです。独自にマシーンを開発し身体全体を使った動きの中でバランスの良い筋力をつけてゆくのだそうです。茂木さんは実際にその機械を使ってみる機会があったそうですが、身体の細い女性でも使えてしまうような低い負荷の物を繰り返し行うのだそうです。その話を聞いたときに真っ先にぶどうの鍛錬を思い出しました。たとえば太極拳の様な動きの中で体を鍛えるもの。昔からずっと行われているものには深い意味が隠されているのだと感じました。
ワタクシ事ですが、実は筋トレが大嫌いで、その代わりに木刀や丈を振ることを稽古の終わりにしているのですが、あながち間違っていないのだと実感することができました。

オーストラリアに行ったときに感じたこと。日本人は感覚によって経済を引っ張っているのだということ。
手から伝わる感覚によって一つの製品を作り上げる。敏感な感覚を満足させるためのサービスを生み出す。海外にはこういった今まで当たり前と思っていた、細やかなものはなかなかないのだなと実感しました。自分がこうではないかと感じているもの。今までずっとひとつのことをやってきたけど、まわりの人が言っていることよりもこう感じるんだ。そういった一つ一つの感覚を大切にし、また、理論的に紐解いていったときに何か天才的な努力のためのきっかけが見つかるのかもしれません。

では、第三のキーワードはまた次回。

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