トラの日記 

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合気道 今日の稽古

2009年05月09日 18時22分09秒 | 合気道
今回は僕にとっては約一月ぶりの稽古でした。
先生にとってもゴールデンウイーク明けの久々の稽古ということもあってか、正面打ちからの各基本技を練習しました。

前回の稽古で脱力について少しわかってきた部分があったので試してみようと意気込んで稽古に臨みました。ところが、実際にはひとつもうまくいかない。なぜか?やっぱり今考えると「試してみよう」とか「やってやろう」と思うこと自体が間違っていたのではないかと思います。自然と何も考えずに当たり前にやらなくてはいけなかったのでしょう。技術云々以前の問題でした。

かといって、稽古時間中技が決まらなくて唸ってばかりだったわけではありません。一番初めに行った正面打ちからの呼吸投げ。先生からのアドバイスは「しっかりと相手を導く方向に気を出してごらん」とのこと。そうでした。脱力云々なんて本来ならまだまだ自分には早すぎる芸当、そんなことよりも基本的な技の完成度を高める方が先決でした。
背筋を伸ばした正しい姿勢、指先からしっかりと気(≒力)を出し続けること、相手の気に対して自分の気をぶつけるのではなく同化させること、人にとって力を出しにくい方向と出しやすい方向を把握すること、常に自分の中心を意識すること、相手に密着すること、動きは直線ではなく螺旋であること、動き続けること。そして、以上のすべてを意識し、各技の各状況に応用すること。
今回の稽古ではトリをしている時ではなくウケの時に大変良い稽古ができたと思います。どういうことをしたかというと、自分がウケの時に相手に技を掛けさせないように力を入れて止めてしまします。そして、基本を考え直し、さも自分がその技を分かっているかのように「その体制なら、そちらの方向に持ってったらうまくいくんじゃないですか?」とアドバイスをして技をかけてもらいます。まあ、べつにこんな知ったかぶりをしなくてもよいのですが・・・(笑)。合気道は試合がなくすべて型稽古になります。このとき、プラス面でもあり、マイナス面でもあるのが、相手に対して遠慮が出てしまうということです。いくら相手に「しっかりと我慢してください」と言っても、わずかでも相手に遠慮があれば、中途半端な技をかけてもうまく行ってしまうことが多いです。ならば、まず自分が遠慮なく相手の技を止めて、そこからどうしたらきちんとした技がかかるのかをあくまでも自分が主体になって相手と一緒に考え、答えを導くようにします。そうすれば、たとえ自分がウケであっても十分勉強になります。何よりも相手と一緒に技の完成度を高めあうことができるというわけです。
ただこの練習方法は自分より上の方とすることができないというのが痛いところです。やはり、一番成長できるのは上の方に思い切りぶつかって行ったときですね。

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