DVD で「AKIRA」を観ました。1988年制作のアニメ映画です。
この季節は寒くて DVD なんて観てられないとか思ってましたが、ついつい観ちゃいました。
大昔に一度、テレビのロードショーか何かで観たような記憶はあります。年代的に考えて私が高校生くらいの頃のことだと思いますが、ファミコンで同タイトルのゲームを遊んだ記憶もあります。確かアドベンチャーゲームだったような。
当時の何となく覚えている記憶では、インパクトのある映像や衝撃的な内容に興味をひかれたものの、いまいち意味が分からなくて、それほど夢中になることはなかったと思います。
特に、結末がいまいちだったような……。
とはいえずいぶん昔のこと。今観たらより深く理解できるかなと思って DVD を借りてきたのでした。
実を言うと、最近 YouTube で観た都市伝説の動画で「AKIRA」の話題が出ているのを見たのがきっかけです。何やら、手のひらで宇宙がどうのこうので、全世界の科学者の注目を浴びたことで話題になった映画だったとかなんとか。
(そういえば、2020年の東京オリンピックを予言したとかいう内容でも話題になっていましたね。)
さて、改めて観なおしてみた感想ですが、非常に面白かったです。
今観ても古臭さを感じさせない緻密な描写にグイグイと引き込まれました。むしろ、最近ではあまり観られない独特の映像は新鮮さすら感じます。独特の生々しさや迫力を感じるのは、いまどきの CG とは違う手書きの味なんでしょうかね?
BGM の音楽や効果音なども素晴らしいと思いました。
科学的な根拠がどうこういうことよりも、単純にエンターテインメントの映像として非常にすぐれた作品だと思いました。
ただ、やっぱり結末の印象は、今観ても昔とあまり変わりませんでした。ぐちゃぐちゃのブクブクにして、はいお終いというような感じがどうもいまいちだと感じてしまうのです。
かといって、他に期待する結末があるわけでもないのですが、何となく、腑に落ちないのです。
あまり深く考えるところじゃないのかな。
観かえしてみたことで、私の中での評価は以前よりぐっとアップしました。
観る価値のあるアニメ映画の一つとして、お勧めしてもいいと思います。