BD で「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を観ました。面白かった。
室温9度という寒さの今この時期に観るには、とにかく2時間半という長時間が辛い。好きなシリーズだけに一気に観てしまいたかったものの、さすがに途中で休憩をはさみました。
TSUTAYAのレンタルでは準新作扱いでまだ料金は高いのですが、会員カードの更新で準新作までなら1本無料のクーポンをもらえたので、それを使って借りてきました。いつもなら旧作扱いでレンタル料が100円になるまで我慢するのですけどね。
最初は英語のみ(吹き替えも字幕も無し)で観たので完全には内容を理解できませんでしたが、そのせいもあってか少し退屈してしまいました。何となくだらだらと物語が進行してるなって感じで。複数のストーリーを無理やり一本にまとめようとした結果、無駄に時間も長くなってしまったような感じです。
ストーリーは3本分くらいかな。レイとルークのお話と、フィンとローズ、ポーとレイア。あと、敵側のカイロレンとスノークも別と考えると4本分の物語。全部別々にしても良かったし、スピンオフとかサイドストーリー的な感じで作っても良かったんじゃないかと。
でも、2度目は日本語吹き替えで観て、話が分かってくるとより面白くなって、多少複雑なストーリーの絡み合いも意味が分かってきて一本にまとめることになったのも仕方ないのかなと思えてきたり。
全体的にはやはりさすがと言える面白さ。複雑なので子供にはちょっと難しいかな?
ツッコミどころも満載なのですが、一つだけ挙げておくと、パペットのヨーダです。私は昔からのファンなので今回のヨーダにはとても親しみを覚え、悪い意味での違和感はなかったのですが、近年の作品ではフルCGで描かれていたヨーダとの微妙な違いに違和感を感じた人も多かったかもしれませんね。
私はCGよりも実写のパペットのヨーダの方が好きです。やっぱり、魂がこもるんでしょうかね。CGとは印象が全然違うんです。リアルさではCGの方が勝っているはずなのに、パペットの現実感は圧倒的に勝っています。嘘ではないという感覚があるんです。ヨーダがそこに居るんだって感じ。こういうことって大事ですよね。
パペットは作り物だってことはわかるんです。動きもぎこちなく貧弱。それでもCGよりもはるかに説得力がある。
不思議ですよね。でも、当たり前だとも思えます。人の「手」で動かしてるんですからね。演者はフランク・オズという人らしいですよ。生身の人間が演じるのと同等の演技力があるんじゃないかと思います。
もちろんCGのキャラクターもモーションキャプチャーとかで現実感のある演技は実現されていますが、やはりCGはCG。実写並みの魂がこもるのはもう少し先になりそうです。
CGが好きそうなジョージ・ルーカスがどう思うかわかりませんが、私は断然パペットを支持しますね。
前作「フォースの覚醒」でもそうでしたが、ヨーダ以外の部分でも今ならCGで出来る表現の多くを実写で行っているようでしたね。そういう映画作りの姿勢は好きです。こんな映画が今後もどんどん増えてくれると嬉しいな。
初期の作品でデジタルな数字が出ていたような気もするけど……
で、今作、意図的なのかなんなのか、やたらと文字らしきものが出てくる。
今まで過去の作品では私が気付かなかっただけかもしれないけど、ここまではっきりと文字らしいものが出てくるのって今回が初めてなんじゃないかな?
昏睡状態や気を失った状態から起きるやつね。
で、そのたびに毎回同じ演技。
みんな「ウハッ」って感じで同じ演技で飛び起きるのよ。
実際そんな風に起きるもんなのかどうか知らないけど、普通に寝ていて朝起きるときのように静かに目を覚ますことってないのかな?
不自然に感じました。