映画「 13 日の金曜日」の DVD を観ました。今回は PART6 と PART7 の 2 本です。
ちょうど先週の金曜日が 13 日で借りてきたタイミングはぴったりだったのですが、それを意識して借りてきたわけではなくて、偶然一致したにすぎません。今気づいたんですが、PART 6 と 7 の数字を足すと 13 になるというのも不気味な偶然の一致ですね。
まあでも、なんとなくこのタイミングに合わせさせられたような気もしないでもないです。ジェイソンの呪いかもね。
というのも、ちょっと前に観た「死霊のはらわた」を借りた時に本当は「 13 日の金曜日」を借りようと思ったのです。でも、何作目まで見たか忘れていたのでその日はあきらめて「死霊のはらわた」を借りてきたわけです。その翌週はずっと前から観たかった「ズートピア」が旧作扱いになっていたので「 13 日の金曜日」は忘れて「ズートピア」を借りて観ました。
そして、先週は忘れずに「 13 日の金曜日」を借りてきたら、たまたまリアルでも 13 日の金曜日の週だったというわけです。しかも 2 本も借りてきちゃいました。「死霊のはらわた」のうっぷん晴らしみたいな感じでね。
何作目まで観たかは自分のブログの記事( 13 日の金曜日 Part V )を見て確認しました。観た映画の全てを記録しているわけではないので、もしかしたらその後も観ていたかもしれないと思って保険のつもりで 2 本借りてきたというのもあります。こういう時に便利なので、観た映画の記録はできるだけ書いといたほうがよさそうですね。
というわけで、今回も「観たよ」という記録がてらの記事になります。だいたいね、このシリーズは感心するくらい毎回ワンパターンなので、わざわざ記事を書くほどのネタはないのですよ。
一応見どころを簡単に説明しとくと、PART6 の方はジェイソンが墓から復活して不死身のモンスターになります。これはおそらくジェイソン自身の転換期でもあったのかな? それまでは不死身ではなかったと思うけど……だから埋葬されてたわけだけど、それがなぜか雷が落ちただけで復活して不死身になっちゃいます。そしてなぜかむやみに人を殺しまくります。あとはいつも通りな感じです。
この回は作り手の方もややコメディ路線だったようで、意図的に笑いを誘うような演出がいくつかありました。PART6 ともなるとマンネリ化して来るのでそういういたずらをしたくなってしまうのかもしれませんけどね。見ている側が真面目な演出を勝手に笑うのは構わないと思うのですが、作り手が意図的にやり始めるとちょっと冷めちゃうんですよね。ファン離れにつながりかねない諸刃の剣の演出だと思います。私もあまり好きではありません。(バタリアンみたいに最初から笑いがウリの作品は別ですけど。)
PART7 はオカルト色が強くなった異色作かな。ヒロインは超能力者で、不死身のジェイソンと戦います。ジェイソンはしばらく湖底に沈んでいたので体は朽ち果てています。肉が削げ落ちて背骨や顎の骨が丸出しになっています。もはやただのゾンビでしかありません。ゾンビ映画と言えば大量にゾンビが出てきて大量虐殺が行われるような作品が多いイメージですが、ゾンビがたった 1 体しか出てこない斬新なゾンビ映画とも言えます。
ジェイソンはゾンビになっても相変わらず狡猾で、ゾンビらしからぬ素早い行動をします。ブーンという機械音が聞こえたのでまさかついにチェーンソーを使う時が来たか?!と驚いたのですが、ジェイソンが手にしていたのは何と草刈り機でした。草刈り機のエンジンを巧みに起動する様はとてもゾンビとは思えません。あの草刈り機が画面から迫ってくる感じは恐怖でした。3D映画だったらかなり怖いでしょうね。
PART7 ではさすがにお笑い要素は皆無で、おそらく PART6 で批判されて反省したのかもしれません。結構真面目に作ってました。まあ、シリーズ物にはありがちな脱線でしたね。
リアル 13 日の金曜日をはさんで 2 作連続で観てしまいましたが、どちらも面白くて十分楽しめました。人を殺す映画を楽しかったと言うのは倫理的に問題ありかもしれませんが、「死霊のはらわた」に比べてしまうと「やっぱりこれが観たかったんだ」というのが正直なところです。いろんな意味でストレス解消でした。
毎回同じような内容なのに何がいいのか私にもよくわかりませんが、なんかむしゃくしゃした時にはこういう映画を観て溜飲を下げるというのもいいんじゃないでしょうか。
好きとは言い切れないけど、嫌いではありません。