猫柳 2023-02-06 16:12:36 | 日記 釣り場へと誘ふ如くに猫柳季語 猫柳 ヤナギ科。日当たりの良い小川の縁や山地の渓流の岩の隙間などに自生する落葉低木。観賞用にも植栽される。業生し、大きなものでは高さ3mにもなり、弓なりにしなる。新葉は絹毛を密生、のち裏面だけ残り白く見える。長さ3cm~13cm。早春、葉よりも早くふわふわした銀白色の毛で覆われた花穂を上向きにつける。これをネコといい、和名もこれから起こった。青空や枝とのコントラストは美しく、春の訪れを感じさせてくれる。歳時記抜粋。例句 猫柳青空のまだ冷たかり 伊藤政美
春障子 2023-02-06 07:46:25 | 日記 二度寝する浅き眠りや春障子季語 春障子 昔の日本家屋では夏は障子を取り払って簾をかけたが、その習慣は失われつつあり、障子は一年をとおして見られるようになった。単に障子といえば冬の季語である。春障子には冬の障子と異なる。独特な明るさと柔らかな感じがある。厳寒期のように閉め切ってばかりでもなく、開け放てばまだ寒い。外の春光を受けた障子には庭木や小鳥の影が映ったりする。また、桟の薄埃が目につくこともある。春雨の日のしっとりとした障子、春灯を灯した部屋のほのぼのとした障子の風情にも情趣がある。例句 夢のあと日の偏しや春障子 成田千空