夕餉待ちの手の置きどころ蟇
季語 蟇 近畿および山陰地方より西南部に棲息する二ホンヒキガエルと、それより東側に棲息するアズマヒキガエルの🉂亜種がわが国の平地で見られ蟇。
最大で体長17cmに達するものもいる。背中は暗褐色、腹面は黄白色で不規則な黒斑を持ち、背に疣があるので疣蛙ともいう。あまり水に入らず、床下や草藪など暗い所や穴に隠れ、夜に出てきて昆虫を捕食する。土中で冬眠。二、三月頃覚めて古巣の池に集まり、産卵を終えると再び冬眠に入り、初夏の頃に這い出す。紐型の卵塊は10miにも達する。
掲句 とりあわせ
例句 だぶたぶの皮のなかなる蟇 長谷川 櫂