17音の記録 やぶにらみ

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ほうたる

2023-06-14 08:20:56 | 日記
ほうたると会ふことも無き余生かな

季語 季語 蛍の傍題 甲虫目ホタル科の昆虫。夏の宵、水辺の闇を明滅しながら飛び交う。わが国では昔から蛍の光に恋の思いを託し、あるいは、魂になぞらえて詩歌に詠んできた。蛍の光は求愛信号である。明滅しながら飛ぶ雄に草むらの雌が光りを返すと雄はその近くにとまり、互いに明滅を繰り返しながら交尾する。あの光は腹部先端の発光器でルシフェリンという発光物質が酵素の働きで発する冷光。日本の蛍でよく知られているのは平家蛍と源氏蛍。源氏蛍は国内最大の蛍(12~20mm}で、清流のほとりにいる。平家蛍はそれより小さくて(7~10mm)。池や沼などに棲息する。どちらも梅雨のころ盛りだが、平家蛍は立秋を過ぎてもみられる。幼虫は水生でカワニナなどを食べる。

例句  ほうたるのなまぬるき水平家谷  中山純子