17音の記録 やぶにらみ

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短夜

2023-06-22 15:46:25 | 日記
留守宅を語りつくせぬ短夜かな

季語 短夜 短い夏の夜を言う。春分の日から夜は昼より短くなり、夏至は最も夜が短く、四時ごろから夜が明けかかる。俳句ではそういう物理的な短さと言うより、短さを惜しむ心持に重きが置かれている。短夜の語は万葉集にもみられ、明けやすい夜を惜しむ思いはことに後朝の歌として古来詠まれてきた。

例句 短夜の木偶ははたりとまぶた閉づ  青木洋子