記者会見を見て…

日大のフットボール選手の記者会見が行われました。

テレビのニュースだと、編集されての放送となります。

それが嫌だったので、ネットの動画で見ることにしました。

彼が行ったラフプレーは決して許されることではありません。

しかし、日本中の騒動となっている最中に、記者会見に応ずるのは、

大変勇気のいることだったと思います。

その模様は、謝罪したい気持ちが前面に出ていましたし、

おそらく彼が言っていることは嘘だとは誰も思わなかったのではないでしょうか…。

私の率直な感想です。

まるで、「戦時中の特攻隊」のような心境に追い込まれしまったのだな…、

と思ってしまいました。

また、大学からもチームからも守ってもらえず、

一人でこの会見に臨み、堂々と受け答えしている姿を見て、

何とも言えない「切ない」思いとともに、

今回やってしまったことはいけないことだが、これで禊を受けたわけだから、

彼の将来に幸あれ…、と思ってしまいました。

試合のみならず練習にさえ参加する権利を奪われるがごとく言われたら…。

絶対権力者の監督に逆らえる人はいないでしょう。

学生日本代表でさえ辞退しろと言われてしまっては…。

何のためにこれまで厳しい練習に耐えてきたのか、

と自己否定に陥ってしまうでしょう。

一人の若者の将来を大きく変えてしまった今回のこと…。

しかも、教育の場であるべき「大学スポーツ」で起きてしまったことが、

大変残念でなりません。

在籍している学生も、大学側の対応についてどう思っているのでしょう？？

二度とこのようなことが起きないよう切に願います。