「易」と映画と「名文鑑賞」

タイトルの通りです。

易経抄録  8「比」水地比 本田済著「易」p111

2016年07月01日 06時53分57秒 | 
易経抄録 
8「比」水地比 本田済著「易」p111
 占者がこの卦を得れば、人に比(した)しみたすけられるであろう。だから比は吉。しかし必ず再度筮して、自分に善き永久的な貞しい徳があることを確かめてのち、はじめて人々に比(した)しまれ、咎なきことを得るであろう。まだ比(した)しまないで不安だった人も、今や、むこうからやって来ようとする。かように近くの者も遠くの者も、喜び懐いて来たあと、ただひとり猜疑深く、ぐずぐずして、遅れて来る人は、先着の人のようには、どうしてもなじめない。凶である。故に、親しむべき相手(友でも君でも)と見きわめたら、速やかに馳せ参ずるがよい。

※引用者注
「山水蒙」の卦辞に「初筮なれば告げ、再三なれば告げない」とあり、これに反するのではと思われるが、こだわる必要はないと筆者は述べている。


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