易経抄録 35「晉」火地晉 本田済著「易」p302

易経抄録　
35「晉」火地晉　本田済著「易」p302
　占ってこの卦を得た人、自分の仕事に忠実であるならば、多くの馬と一日三回の謁見を賜るほどの、上位者の寵愛を受け、出世するであろう。

易経抄録 34「大壮」雷天大壮 本田済著「易」p295

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34「大壮」雷天大壮　本田済著「易」p295
　占ってこの卦を得れば、願いごと亨（とお）り、吉であることは、言わずして明らかである。ただし貞（ただ）しくてその貞しさを固守することを条件とする（＝利貞）。勢い壮んであって正を得なければ、ただの乱暴に陥る惧れがあるから。

易経抄録 33「遯」天山遯 本田済著「易」p288

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33「遯」天山遯　本田済著「易」p288
　占断は相手によって二つに分れる。この卦を得た人が君子ならば、隠遯するがよい。華やかな世間から消えるけれども、その浄らかな操守を貫き通すことができる。それが亨（とお）るである。問う人が小人ならば、貞（ただ）しきに利あり――正道を固く守るがよい。勢いが伸びつつあるからといって、嵩（かさ）にかかって君子を圧迫してはならないのである。

※消息卦（十二月卦）の六月。

易経抄録 32「恆」雷風恆 本田済著「易」p281

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32「恆」雷風恆　本田済著「易」p281
　占ってこの卦が出た場合、占う人が「恆（つね）」を守る――自分の道を持続するならば、当然願いことは亨（とお）るし、何の咎（とが）もない。しかし必ず動機が貞（ただ）しくて、その貞（ただ）しさを持続することを条件とする（＝利貞）。そうであれば、前進しても有利であろう。

易経抄録 31「咸」沢山咸 本田済著「易」p272

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31「咸」沢山咸　本田済著「易」p272
　占ってこの卦が出たら、願いごとは必ず亨（とお）る。ただし、動機が貞（ただ）しいことを条件とする。貞（ただ）しくなければ、願いごと亨（とお）らぬばかりか、することなすことすべて凶になるであろう。また男女相い感ずる卦だから、この卦を得た人、嫁を取れば、結果は吉。