易三昧 270911
人物・・・70歳前後の女性
対象・・・相続放棄をしないことの是非
結果・・・
<卦>水雷屯(すいらいちゅん)
<変爻>四爻
<之卦>沢雷随
屯は四大難卦のひとつ。
難卦ながら四つの徳の全部を備えている。「元亨利貞」である。不思議である。
易経では「乾」「坤」についで3番目に登場する。
重要なものの順番ではないだろうが、何せ「乾坤」(「乾坤一擲」のケンコン)は別格なので、
その次というのが何とも気にかかる。
しかも屯難とよばれる不吉な凶の卦。
被相続人は十数年前から音信不通の弟さんで、はるか遠方の自宅マンションにて自裁。
相続人は数人の姉と甥姪。
前後の事情から、相続放棄を奨めいっときは難色を示すも何とか説得に応じるかに思われた。
が、しかし、遠方の関係者からの電話で取り分があるというような話を聞いたのだろうか、
放棄しない方向へ話が進んでいるようである。
そこで、頼まれもしないのに占したところ、案の定「屯難」である。
「産みの苦しみ」とも言いますが、困難に立ち向かわねばならないようです。
しかも、易経の真骨頂であるところの「正道固守」正しい道を固く守り通してはじめて「元亨」大いに通ることになり、
困難から解放されるという具合なのです。
例えばお金ほしさなどの邪(よこしま)な考え方で、無理やり進んでいくとドツボにはまって(正しくは♪チャツボニオワレテ♪)ドッピンシャン。
抜けたらドンドコショではなく、抜けるに抜けられない底なしの泥沼にはまることになりかねません。
変爻や之卦を観るまでもなく「君子危うきに近寄らず」なのですがね。
因みに四爻に関しては、「四頭立ての馬車において四頭の馬が別々の方向へ進もうとしてなかなか進めない」と、
ある有名な解説書にあるのですが、数人の姉の人数がちょうど4名とは・・・アナオソロシヤ・・・
ウマくいっても争続(アラソウゾク、相続の戦い版)か、下手をすると借金の押し付け合い・・・
宮部みゆきの小説にでもでてきそうな・・・事実は小説より奇なり。
相続放棄の期限にも注意せねばならないことは口を酸っぱくして言いましたが、邪なものに目がくらんでいると・・・・
当たるも八卦といいますが、さて今回の首尾は如何なりますことか・・・。
人物・・・70歳前後の女性
対象・・・相続放棄をしないことの是非
結果・・・
<卦>水雷屯(すいらいちゅん)
<変爻>四爻
<之卦>沢雷随
屯は四大難卦のひとつ。
難卦ながら四つの徳の全部を備えている。「元亨利貞」である。不思議である。
易経では「乾」「坤」についで3番目に登場する。
重要なものの順番ではないだろうが、何せ「乾坤」(「乾坤一擲」のケンコン)は別格なので、
その次というのが何とも気にかかる。
しかも屯難とよばれる不吉な凶の卦。
被相続人は十数年前から音信不通の弟さんで、はるか遠方の自宅マンションにて自裁。
相続人は数人の姉と甥姪。
前後の事情から、相続放棄を奨めいっときは難色を示すも何とか説得に応じるかに思われた。
が、しかし、遠方の関係者からの電話で取り分があるというような話を聞いたのだろうか、
放棄しない方向へ話が進んでいるようである。
そこで、頼まれもしないのに占したところ、案の定「屯難」である。
「産みの苦しみ」とも言いますが、困難に立ち向かわねばならないようです。
しかも、易経の真骨頂であるところの「正道固守」正しい道を固く守り通してはじめて「元亨」大いに通ることになり、
困難から解放されるという具合なのです。
例えばお金ほしさなどの邪(よこしま)な考え方で、無理やり進んでいくとドツボにはまって(正しくは♪チャツボニオワレテ♪)ドッピンシャン。
抜けたらドンドコショではなく、抜けるに抜けられない底なしの泥沼にはまることになりかねません。
変爻や之卦を観るまでもなく「君子危うきに近寄らず」なのですがね。
因みに四爻に関しては、「四頭立ての馬車において四頭の馬が別々の方向へ進もうとしてなかなか進めない」と、
ある有名な解説書にあるのですが、数人の姉の人数がちょうど4名とは・・・アナオソロシヤ・・・
ウマくいっても争続(アラソウゾク、相続の戦い版)か、下手をすると借金の押し付け合い・・・
宮部みゆきの小説にでもでてきそうな・・・事実は小説より奇なり。
相続放棄の期限にも注意せねばならないことは口を酸っぱくして言いましたが、邪なものに目がくらんでいると・・・・
当たるも八卦といいますが、さて今回の首尾は如何なりますことか・・・。
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