昨日、goo ブログのアクセス解析を見ていましたら、17年も前に書いた記事が読まれている事が分かりました。
それで気になってチェックをしてみましたら、案の定読みずらい個所が幾つかありましたので、少し修正して読みやすくしてみました。
今まで小説などはほとんど書いたことがないのですが、これを書いた時は・・・
ある朝、目が覚めた時に突然に閃いたのですが、既にその時にはストーリーのほとんど全体が出来上がっていたのです。 . . . 本文を読む
今日は視覚障害者の方たちがインターネットで使用している音声読み上げソフトというものに、「朗読が出来るのだろうか?」と「ふと」思い付きましたので、早速実験をしてみる事にしました。
私が以前考えた「ショートストーリー」の内容が、どの程度伝わってくれるのか、楽しみでもあります。
音源の内容は、下記の「ある情景」というショートストーリーを、朗読らしく聴こえるようにする為に文章を多少修正して、音声読み上げ . . . 本文を読む
血で血を洗う戦国時代の或る静かな夜。
敵の城を取り囲んだ多くの武士たちは、明日の総攻撃にそなえて、草むらの中でひと時の眠りに就いていました。
敵の水路は既に絶たれ、城内では武器も食料も底を突いているようです。
最早、形勢は既に明らか。
夜明け前には近隣からも援軍が加勢し、総勢数万の武士たちが一気に城を攻め落とそうという勢いです。
数ヶ月に及ぶ戦いの末、皆疲れ果てて、死んだように眠っている . . . 本文を読む
今日は東京上野の美大生、前田直樹の事を書きたくなりました。
彼は19歳。
前衛画家の黒岩克彦の芸術論を読んで感動し、本格的に絵を描く為に一年前に青森から上京したのです。
黒岩克彦の芸術論を読むと・・・
1.自分の感性に正直に描かなければならない。
2.他人に好まれる絵を描いてはならない。
3.売れる絵を描いてはならない。
4.凄みのある絵を描かなければならない。
5.常に美しい絵を描き、綺麗ごとの絵を描いてはならない。
6.他人の絵の真似も、自分の絵の真似さえもしてはならない。
・・・などと書かれています。
直樹はこれらの言葉に感動し、自分もそのような絵を実際に描けるような「前衛画家」になりたいと思ったのでした。
でも彼は暗い影のある青年でした。
高校時代に一度、カミソリで手首を切って自殺を謀った事があり、医者からは「うつ病」と診断されていました。
何の前触れもなく、急に死にたくなるような暗い気分に襲われる事があるのです。 . . . 本文を読む