人間というのは、深く考える事もせずに、ただ何となく先入観で「思い込み」をしている事があるものです。
私は若い頃、こんな思い込みをしていました。
京都には上品で柔らかい感じの言葉の「京都弁」があり、大阪には物事をはっきりと強く表現するような「大阪弁」があり、その他の地方にもそれぞれの方言(訛り)がある。
だが、東京の人には方言(訛り)はなく、標準語を話しているのだと・・・。
地方の人たちから見れ . . . 本文を読む
昨日静岡の友人が家族と一緒に東京に遊びに来ました。
目的は高円寺の「第48回東京阿波踊り」です。
私は女房を連れて初めて見に行ったのですが、JR高円寺駅の周りの商店街は、人・ひと・ヒト・・・大変な賑わいでした。
もう40年以上も前から続いているらしく、年々盛大になって来るのか、「高円寺の阿波踊り」というのは、かなり有名なのだそうです。
友人は3,4年前から阿波踊りを家族でやり始めたようですが、静 . . . 本文を読む
私は暇さえあればログを見て、私のHPを見に来てくれた方のHPをチェックしているのですが・・・
今日も同じ様にチェックしていましたら、anything_elseさんという方のHPに、中々興味深い事が書かれてありましたので、その事について書いてみます。
GAIAXの無料HPサービスは10月末には終了する事。(メニューの中のヘルプを参照)
後継版のgaiaxには現在のデータ(日記、BBSなど)を引き継 . . . 本文を読む
以前、人から聞いた話ですが・・・
確か太平洋戦争の終戦の前の年に、中国で非常に秘密めいた古い文献が見つかり、その中に「一年間の内でたった一日だけ、立春の日には卵が立つ」という事が書かれてあり、当時の新聞に実際に卵を立てた写真も掲載されて話題になったそうです。
その後、一年経って戦争が終り、またその事が話題になって、「立春の日に本当に卵が立つのかどうか実験をしてみよう」という話が持ち上がり、日本の . . . 本文を読む
誰が書いた詩なのかは分かりませんが、以前こんな内容の話を聞いた事があります。
水槽の中に一匹の蛸がいる。
そしてその蛸はかなり腹をすかしていた。
そこにはエサになる物が何もないので、蛸は自分の足を一本食べてみた・・・。
そして続いて2本目も食べた。
続いて3本目も・・・。
ついには蛸は自分自身を食べて、全てを飲み込んでしまった。
そして水槽は空っぽになった。
水槽の中は何も見えないが、そこにはた . . . 本文を読む
私の仕事のやり方の一つをご紹介します。
以前「日本酒造組合」のラジオCMの仕事をした時の事なのですが、ディレクターから演歌を創って欲しいと言われたのです。
それも5曲くらいサンプル曲を聴かされて、「こんな風に創って欲しい」と言うのです。
そのサンプル曲というのは、どれもこれもありきたりの演歌ばかりで、「誰がこんなもの創れるか!」と言いたくなるような曲ばかりでした。
こんな時、貴方だったらどうしま . . . 本文を読む
2ヶ月くらい前から、あるTVの音楽番組に「歌のプレゼン」を提出しようと思い、以前お世話になった広告代理店のディレクターに、私の曲に詩を付けて欲しいと頼んでいたのです。
私はこのディレクターの下で、アシスタントとして半年くらい働いていましたので、かつての上司です。年齢も上です。
この方が最近作詞を始めたというので頼んでみた訳ですが・・・。
TV番組のプロデューサーの話では、毎年600件以上ののプ . . . 本文を読む
私はエッセイを書く時には、理想としては出来るだけ「自分の言葉」だけを使って表現したいと思っています。
ですから有名人の言葉を引用したり、有名な本から引用したりするのを、あまり好みません。
でも現実は理想通りには行かない事が多くて、多少は他人の話からの刺激を受けるような形で、自分の考えを発展させて表現する事もあります。
今回のお話も、数十年前の幼児向けの絵本に載っていた話からの引用ですが、まずはこ . . . 本文を読む
私のエッセイを読んで頂いた方の中には、うっかりすると、私が自信満々になっていて、自分の考え方を「正しい考え方」だと思い込んでいると、勘違いされている方もいらっしゃるかも知れませんね。
でもそうではないのです。
ただ私は「今の気持」を「素直に」、「正直に」述べているだけなのです。
私は「正しさ」というものを、若い頃に捨ててしまったのです。
何故かと言いますと、もし自分の考えを「正しい」と思い込ん . . . 本文を読む
今では「死語」になっていると思いますが、30年以上前には「登校拒否」の事を「学校恐怖症」と呼んでいた時期があったのです。
今では「登校拒否」と言っても、社会現象として誰もが認めている事ですから。驚く人も少ないでしょうが、私が小学校4年生の時から登校拒否になりだした頃には、学校にも近所にも、家族や親戚にも、身近にはそんな子は一人もいませんでした。
ですから、かなり孤独感を味わったものでした。
症状としては・・・。
初めの頃は学校は好きで、行きたくてしょうがなかったのですが、朝学校へ行く時になると、急に頭が痛くなって吐き気がして来るのです。
家から出れば、すぐに吐いてしまいそうですから、出られません。
そして学校を休みます。 . . . 本文を読む
私の父は、「一生の間に、一度も落ち込んだ事がない」というような、元気だけが取り得の人でした。
人に対する思いやりの心がなく、頑固で薄情な人で、子供達に対する深い愛情もありませんでした。
私は男ばかり三人兄弟の末っ子ですが、兄弟三人とも「父親からは愛されていなかった」という意識が強く、皆父の事を嫌っていました。
兄などは、父が80歳を過ぎて癌で亡くなるまで、嫌っていたくらいです。
でも私は何時の . . . 本文を読む
以前こんな事がありました。
電車に乗っていた時の事なのですが・・・。
その時は昼間の時間でしたから、それほど混んではいなかったのですが、それでも座席は空いた所がなく、数人が吊り革につかまって立っていました。
何駅か過ぎた時にドアが開いて、そこにお婆さんが入って来たのです。
お婆さんは、空いた席がないかと辺りを見回していましたが、その時、近くの席に座っていたお爺さんが、ニコニコした愛想の良い顔で . . . 本文を読む
読書というのは面白いものです。
通常ですと「良い話だ」とか「面白い話だ」とか、「勉強になった」とかいうだけで終わってしまう事が多いのですが、ある場合には、ほんの数行読んだだけで、自分の深層心理を発見してしまい、今までの自分自身の考え方が、一変してしまうような事もあります。
例えばこんな事がありました・・・。
私は若い頃に、何となく考えていた事があったのですが、それというのは・・・。
もし私の . . . 本文を読む