おまえなんか彼女とちゃうわって…
そういわれて1か月とちょい。
大谷からの連絡が途絶えた。
大谷 なんでそうなるん。誤解やで…
あたしの言葉より 雑誌の記事1枚の写真を信じるん?
アンリとあたしの間にはライクがあってもラブはないってメールしたけど返事がない
そりゃ彼氏としては 彼女と他の男のちゅー写真見るの嫌なんやろうけど
あたしの心は大谷にしかキュン死にせんのに…
(頬にちゅーやで…)
全然わかってくれてない。
喧嘩なんかしたくないのに…。
今すぐ日本に帰って大谷に誤解やって伝えたい。
ほんまならパリコレ終わったらすぐに日本に帰れるはずやった
けれどモデルのRisaとして不本意に入れられた数々の仕事。
それをこなさない限り日本に戻れない。
『リサ。Xmasに悪いんだけど仕事頼めるかな?ニューヨークでぼくのデザインした服のショー』
『…はい。』
『その前に日本に行っておいで…。彼氏に逢いたいでしょ?』
アンリはそうウィンクしてあたしにチケットを渡した。
大谷に逢って誤解やって伝えたい
♪遠く遠く…どこまでも遠くても
離れたところにおっても どんな時もどんな時も ♪
(いろんな歌混じってます。)
あたしは大谷だけスキやで。なぁ大谷も そうやんな?と思っていたのに
些細な誤解で現在音信不通。
中尾つち情報では 元気に忙しくしているらしい…
♪あなた変わりは ないですか… と歌って見たら鼻水…。
『しゃぶぃっ…。』
日本の冬は今年も寒いねん。
本日は12月24日のクリスマス・イヴ。
アンリの粋な計らいで仕事前1日だけ日本に帰国
1日だけでも今のあたしには ありがたい
遠距離になって1年と9ヶ月ぶりの大阪。
あたしの足は まっすぐと大谷の家へと向かってた。
『もし大谷いてへんかったらどうしよう。』
ほんまなら24日に逢いに行くって連絡しとかんなあかんかった。
けれどなんとなく連絡しずらいままこの日を迎えてしまった。
懐かしい駅を降りて改札を抜けて大谷の家に行く途中
『あのぉ…小泉リサちゃん?ですよね?』
そう名前を呼ばれて声の方に顏を向けると
ちっこくて可愛い女の子があたしを見てニコニコしてる。
あたしの知り合いにこんなちっこくて可愛い子
千春ちゃん以外におったっけ?
『えっと…どなたさん?』
『あっ ごめんなさい。はじめましてあたし川島青葉って言います。
敦士くん…あっ 大谷くんとおんなじ大学に行ってます。』
大谷とおんなじ大学の??
『大谷とおんなじ大学の子。』
『はいっ。』
そんな子がどうしてんやろうと思ってると開口一番
『…リサちゃん 大谷くんと別れてくださいっ。』と言い出した。
『えっ?な…なんなん?』
いきなりの提案?あたしは酸欠の金魚みたいに口をパクパクとした。
『だって リサちゃんてっもう芸能人なんやもん。』
『ちゃうよ。あたしは…』
『アンリとかいうデザイナーさんともいろいろあるみたいやし…
東京やフランスで楽しく過ごしてるのなら大谷くんいらんでしょ?』
この子なんなん?
大谷の事いらんなんて一言もゆうてないのに…ください。って…
『大谷はモノやない。それにあたしらの事なんであんたに言われんなあかんの?』
『だって私 大谷くんの事好きやもん。
私ならずっとそばに入れるし4月から同じ小学校に勤める予定だし…。』
その子はあたしを しっかり見据えそう告げた。
『…。』
言葉を無くし黙ったあたしの事 鼻で笑って
『それにね…あたしなら好きな人置いて海外になんて行かない。
たとえそれをカレが許してくれても…恋に生きるの(笑)』
そんな言葉を投げられてあたしはしばらく動けなくなってた。
そういわれて1か月とちょい。
大谷からの連絡が途絶えた。
大谷 なんでそうなるん。誤解やで…
あたしの言葉より 雑誌の記事1枚の写真を信じるん?
アンリとあたしの間にはライクがあってもラブはないってメールしたけど返事がない
そりゃ彼氏としては 彼女と他の男のちゅー写真見るの嫌なんやろうけど
あたしの心は大谷にしかキュン死にせんのに…
(頬にちゅーやで…)
全然わかってくれてない。
喧嘩なんかしたくないのに…。
今すぐ日本に帰って大谷に誤解やって伝えたい。
ほんまならパリコレ終わったらすぐに日本に帰れるはずやった
けれどモデルのRisaとして不本意に入れられた数々の仕事。
それをこなさない限り日本に戻れない。
『リサ。Xmasに悪いんだけど仕事頼めるかな?ニューヨークでぼくのデザインした服のショー』
『…はい。』
『その前に日本に行っておいで…。彼氏に逢いたいでしょ?』
アンリはそうウィンクしてあたしにチケットを渡した。
大谷に逢って誤解やって伝えたい
♪遠く遠く…どこまでも遠くても
離れたところにおっても どんな時もどんな時も ♪
(いろんな歌混じってます。)
あたしは大谷だけスキやで。なぁ大谷も そうやんな?と思っていたのに
些細な誤解で現在音信不通。
中尾つち情報では 元気に忙しくしているらしい…
♪あなた変わりは ないですか… と歌って見たら鼻水…。
『しゃぶぃっ…。』
日本の冬は今年も寒いねん。
本日は12月24日のクリスマス・イヴ。
アンリの粋な計らいで仕事前1日だけ日本に帰国
1日だけでも今のあたしには ありがたい
遠距離になって1年と9ヶ月ぶりの大阪。
あたしの足は まっすぐと大谷の家へと向かってた。
『もし大谷いてへんかったらどうしよう。』
ほんまなら24日に逢いに行くって連絡しとかんなあかんかった。
けれどなんとなく連絡しずらいままこの日を迎えてしまった。
懐かしい駅を降りて改札を抜けて大谷の家に行く途中
『あのぉ…小泉リサちゃん?ですよね?』
そう名前を呼ばれて声の方に顏を向けると
ちっこくて可愛い女の子があたしを見てニコニコしてる。
あたしの知り合いにこんなちっこくて可愛い子
千春ちゃん以外におったっけ?
『えっと…どなたさん?』
『あっ ごめんなさい。はじめましてあたし川島青葉って言います。
敦士くん…あっ 大谷くんとおんなじ大学に行ってます。』
大谷とおんなじ大学の??
『大谷とおんなじ大学の子。』
『はいっ。』
そんな子がどうしてんやろうと思ってると開口一番
『…リサちゃん 大谷くんと別れてくださいっ。』と言い出した。
『えっ?な…なんなん?』
いきなりの提案?あたしは酸欠の金魚みたいに口をパクパクとした。
『だって リサちゃんてっもう芸能人なんやもん。』
『ちゃうよ。あたしは…』
『アンリとかいうデザイナーさんともいろいろあるみたいやし…
東京やフランスで楽しく過ごしてるのなら大谷くんいらんでしょ?』
この子なんなん?
大谷の事いらんなんて一言もゆうてないのに…ください。って…
『大谷はモノやない。それにあたしらの事なんであんたに言われんなあかんの?』
『だって私 大谷くんの事好きやもん。
私ならずっとそばに入れるし4月から同じ小学校に勤める予定だし…。』
その子はあたしを しっかり見据えそう告げた。
『…。』
言葉を無くし黙ったあたしの事 鼻で笑って
『それにね…あたしなら好きな人置いて海外になんて行かない。
たとえそれをカレが許してくれても…恋に生きるの(笑)』
そんな言葉を投げられてあたしはしばらく動けなくなってた。