ラブ★コンLOVE (LOVE×3館)

ラブ★コン 大谷×リサの2次創作
(たまに他の漫画もあります)

26.大谷Day's 1(4月)+Risa

2011年11月29日 00時28分47秒 | (連載)最初のキス最後の恋

4月

リサとはすれ違いの日々を繰り返しながら オレは大学3回生になった。
という事は…教員試験が待っとる

ここでちびっとその大変さを紹介しとく。

教員採用試験の願書の出し方には3種類。
1.ネットで出す。
2.郵送
3.指定日に直接行く。

この中でオレは2番郵送を選んだ。

1の場合万が一があったら怖い。3の場合は万が一寝坊したらアウト
郵便はめったな事ない限り事故は起こらんはず。

それより…これどうやって書いたらええねん。
頭抱えたんは 面接 自己アピールシートっちゅうもん。

一応コレについての説明の用紙はある。

1.別紙への転記や資料の添付は認めてません。指定された欄に収まるよう
2.すべて自筆で書いてください。
3.書き損じたら二本線で訂正しても結構です。
4…5.6.7.8.9…

『あ゛ーーーーーいらちくる!!!』

細かい決まりとコピーと合わせて3部そして試験当日に忘れずに持ってこい…
めんどい限りなくめんどい。
(けど そんな事ゆうてられんのはオレもわかってる。)

♪マジはんぱない電話だぜ…

タイミングよく川島から電話が入った。
彼女もオレと同じ堺市の教員試験受けるらしい

『大谷くん アピールシートの書き方わかる?』
『あ゛ーオレも今それで悩んでたとこや(笑)』

『ほんまわかりづらいとおもわん?』
『思う。』

『そうや。私と今から図書館で一緒に悩まん?』
『おぅ ええな(笑)』

★★★

『わかる?大谷くん…』
『…あかん。無理』

アピールシートを目の前にして二人で唸ってみる。
けど唸ってもソレが埋まるハズもない。

1枚目のんはええねん。

履歴書と同じようなもんやから書くのは簡単。
問題は2枚目。

『えっと…まずあなたが教員を志望した理由は?か 川島は?』
『私は両親が先生だからかな?大谷君は?』

『ガキ相手に毎日バスケやれたらおもろいかなーって』
『なにそれ?もっと真剣な理由じゃないとだめと思うよ。』

サクっと心にちっこい棘が刺さった気がする。
志望動機は至って真剣なお話やんやけど…

そりゃ ダレかさんみたいに聞いた瞬間に笑うんも失礼やけど…

『志望動機はまた後で真剣に考えといてね…えっと大谷くん次 堺市を志望した理由は?』
『地元やから…川島は。』

『あたしは大谷くんが受けるから♪』
『はぁ?』

『なんてね♪』

嘘か本気か川島はそう言いながらも『そんな理由ここには書けないね』と
別のもっともらしい理由を記入した。

『次 あなたの夢はなんですかって…オレはやっぱ小学校の先生。』
『私は 大谷くんのお嫁さん…は置いといて(笑) やっばり無難な所で教師』

サクっ…とまたなにかが刺さる
やっぱり川島とオレは何かが違う気がする。

『えっと…あなたのよさ はなんですか? よさ…なぁ。んーオレのよさ…』
『大谷くんのよさは人にやさしいとか?』

『別にオレそんなんとちゃうし あ゛ーわからん』

頭をぐしゃくしゃっと掻きむしっても的確な答えは出えへん。
他 部活動とか特技…そんで学校内で取り組んでみたい事をそれなりに考えた。

★★★

4月

あたしは大谷と離れて毎日頑張ってます(泣)

忙しすぎてメールも電話もする暇なんねん。
もう何日しゃべってへんのかなぁ…

時差なかったらええのに…

ごめんな…。

大谷 そろそろ教員試験の準備に入るんかなぁ…。
そしたら大谷も忙し…

『リサちゃん そろそろレッスン始めるよ。』
『はいっ 今行きます。』

今打ちかけたメールを破棄して

<大谷 あたしは元気です。>と書いて送った。




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