ラブ★コンLOVE (LOVE×3館)

ラブ★コン 大谷×リサの2次創作
(たまに他の漫画もあります)

35.L'ignorance est béatitude to.大谷

2011年12月08日 01時10分05秒 | (連載)最初のキス最後の恋
その日は4月から教師になる奴らが集まっての勉強会
(という名の飲み会。)

あと12月24日はクリスマス・イブ。
恋人たちのクリスマス

恋人のおるはずのオレ…。
リサ なにしとるんかなぁ この間オレ言い過ぎた。

なんて干渉にひたっとると…

『大谷くーん。飲んでるぅ?』
『わっ川島。』

『いやん。青葉って呼んで あっちゃん』
『呼ばんし あっちゃんとか呼ぶなっ』

遅れてきた川島は かなりご機嫌に飲みまくって酔っぱらっとる。

『おいっ大谷。嫁さんには優しいせんな。』
『ちゃいますっ。オレはこんなんと…』

『大谷照れんなって…』
『あっちゃーん♪』

あかん…。

みんな誤解しとるオレはこいつとなんのアレもないねん。
無関係や。関係なんてなんもないっ
お開きにしようってなったとき川島は酔水状態。

『旦那。嫁の面倒見るんやぞ。』
『だからちゃいますっオレは…』

はぁ…一応こいつも女子やし4月から同僚なんやし 
オレは川島をおぶって駅まで向かうことにした。

駅迄いったらタクシーの1台は 拾えるはずや…。

『大谷くん あつしくーん。私と付き合ってぇ』
『付き合わんし断る。』

背中で酔っぱらいがなんかゆうとるけど無視を決め込んだ。
オレの態度が気に入らんのか川島は足をバタバタさせた。

『あ゛ーおとなしゅうせんな落とすぞっ』
『やーん。』

『はぁ…』
背中におるんがリサやったら…そう思うと我慢は出来た。

『ほら 駅ついたぞ。』
『やだっ…』

『おりろっ。背中やなくタクシーに乗れっ』
『一緒にタクシー乗って』

『はぁ?なんでやねん。』

酔っぱらいは始末におえんというのはこの事。
川島を背中から降ろして ため息をついた後降参した。

『…わかった。一緒にタクシー乗って送ったるわ』
『わぁーいっ あっちゃんすきっ』

ぎゅっ…川島はオレに抱きついてきて頬にキスしてきた

『なっ…なにすんねん。』
『だってすきやもん。(ぎゅっ…)』

これがリサやったら…


この間 言い過ぎた分誤って抱きしめて…
もう帰さんって朝まで…

帰ったらリサに連絡を入れてみようと思った。





『ただいまぁ…。』
『あっちゃん今までどこで道草してたん?』

帰るなりおかんの罵声が飛んできた。
たしかに9時には帰るってゆうてたけど子供やないねんからええやんけ
そう答えたらげんこつが一つ落ちてきた。


『あほっ せっかくリサちゃん来てたのに…携帯電話してもつながらんし』
『えっ?リサ来たん?』

来るって連絡貰ってない。

まさかサプライズという奴で来てくれたんか?
自分の部屋に入ると机の上にひとつ袋が置いてあった。

その上にはちいさなメモ。<メリークリスマス。>とだけ書いてあった。

袋の中身は万年筆が1本。軸の所にA.OTANIと刻印してあった。
あわてて電話したけど<ただいま電波の届かない所に…>とアンナウンスが流れた

だから24時間営業のメールを打った。

<ずっと連絡入れんとごめん。オレ言い過ぎた。
リサプレゼントありがとう。来るんなら連絡してくれたらよかったのに>

いくら待っても…
その返事は帰って来なかった。

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