米国連邦政府の財政危機で、10月に入ってから連邦政府職員の一時帰休が始まった。17日までに債務上限の引き上げなどが行われないと、米国債のデフォルトが発生する。焦点のオバマケアについて、特に共和党の中の茶会党の支持を受けた議員が徹底的に反対しているようだ。
アングル:米財政協議、共和の伝統的支持基盤・大企業は蚊帳の外 2013年 10月 3日 ロイター
茶会党の支持が大きかったロン・ポール氏は米国債をデフォルトさせた方がよいと語っていた。彼は著書「連邦準備銀行を廃止せよ」(佐藤研一郎訳、副島隆彦監訳)において、『銀行業への「生活保護」の支給をやめなくてはならない』とか、『最初から海外干渉の予算がつかなければ、アメリカが勝てもしない、不必要な戦争に関与する可能性はずっと減るだろう」と書いていた。これはウォール・ストリートや軍事産業、多国籍企業にとっては不利な考え方だ。彼らと直接関わりがないであろう茶会党の人々にとっては、デフォルトが起こってもかまわないと思っているのだろう。
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